ルクレール、F1アブダビGPではビノットの将来に関する噂に悩まされたと明かす「外部からのプレッシャーが多かった」

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、マッティア・ビノットのチーム代表としての将来に関する噂が渦巻いていたため、アブダビでの2022年最終戦に集中するのが困難だったことを認めている。

 イタリアのメディアは、フェラーリのシーズンが多くのミスや災難、技術トラブルなどに満ちた不本意なものになった責任を取って、ビノットが辞任するものと報じてきた。当時フェラーリはその憶測を否定したが、金曜日にビノットがフェラーリのジョン・エルカーン会長に辞意を伝えたことが明らかになった。

フェラーリF1代表ビノットの離脱を望んだ本社上層部。強硬な態度でチーム内の信頼を失う

 フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットが2022年末で辞任し、チームを離れることが、11月29日に正式に発表された。ビノットの離脱は、今年のサマーブレイクのころにはすでに避けられない状況だった。シャルル・ルクレールをはじめとするチームの主要メンバーとの間の溝が深まり、修復不可能になっていたのだ。

【クラッシュ!!!】希少なフェラーリ458スペチアーレがアウディR8に追突&大ダメージ 運転していたのはオーナーではなかったが・・・

希少なフェラーリ458スペチアーレがアウディR8にクラッシュ。40万ユーロ(約6千万円)以上するフェラーリをぶつけられたら、どうする?この458スペチアーレのオーナーのようなことは、おそらくないでしょう。全貌が明らかに! […]

フェラーリF1、チーム代表を務めるマッティア・ビノットの辞任を発表。後任は2023年に決定へ

 11月29日、スクーデリア・フェラーリは、チーム代表を務めるマッティア・ビノットの辞表を受理し、ビノットが12月31日をもってチーム代表の座を離れることを発表した。

 ビノットは、2019年からフェラーリのチーム代表を務めている。今年はF1に新しい技術レギュレーションが導入され、フェラーリは競争力のあるマシンを作り上げた。シーズン序盤はライバルを圧倒するパフォーマンスを見せていたフェラーリだが、次第に戦略のミスなどが増え始め、最終的にコンストラクターズ選手権のタイトルを逃した。またシャルル・ルクレールも、ドライバーズ選手権においてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に大敗する結果に終わった。

【チューニングカー】1000馬力フェラーリSF90をノビテックがチューンナップ え?馬力? たったの109馬力アップしただけです

フェラーリの1000馬力では物足りないとき、ノビテックがお役に立ちます。フェラーリのスペシャリスト、ノビテックがSF90ストラダーレのさらなるパワーアップをサポート。チューンナップの後、ハイパーカーは1109馬力という驚 […]

サインツ、パフォーマンス改善の理由は「スタイルを変え、好みに合わせてF1-75を微調整した」からだと語る

 カルロス・サインツは、フェラーリのF1-75の開発過程のおかげで、今夏の彼の結果が改善されたのではないかという意見を一蹴した。

 チームメイトのシャルル・ルクレールは、2022年シーズンの序盤に2戦で優勝し、シーズン序盤ではサインツを一貫して上回っていた。しかしその後サインツはパフォーマンスを上げることができ、初夏のイギリスGPではF1初優勝を飾った。