フェルスタッペンが故マテシッツ氏に捧げる勝利「ピットストップの後は苦労したが、今日は絶対に勝ちたかった」/F1第19戦

 2022年F1アメリカGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは史上最多タイのシーズン13勝目を達成、セルジオ・ペレスは4位でフィニッシュした。これによりレッドブルは5度目のコンストラクターズタイトルを獲得した。予選日10月22日にレッドブルの共同創設者でありオーナーのディートリッヒ・マテシッツ氏の訃報があり、レッドブルにとっては今回優勝しタイトルを確定させることには大きな意味があった。

F1第19戦アメリカGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第19戦アメリカGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはカルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。

レッドブル&HRC密着:ペレスが新ICEを投入。選手権制覇に向け、フェラーリの状況を見て「戦略的交換」を実施

 F1第19戦アメリカGPの初日、フリー走行1回目が開始された直後に国際自動車連盟(FIA)からパワーユニット交換に関するリリースが出た。それによれば、2台がアメリカGP初日に新しい内燃機関(ICE)を投入した。1台は周冠宇(アルファロメオ)で、もう1台がレッドブルのセルジオ・ペレスだった。

 ペレスは今シーズンすでに4基のICEを使用しており、今回新規投入されるのは5基目となる。レギュレーションでは年間3基と定められているので、アメリカGPでペレスは5グリッド降格のペナルティを科せられることが決まっている。

フェルスタッペンが恩人マテシッツの死を悲しむ「彼のおかげで僕はここにいる。辛い一日」レッドブル/F1第19戦予選

 2022年F1アメリカGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手、セルジオ・ペレスは4番手だった。フェルスタッペンは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のペナルティにより2番グリッドからスタートする予定。ペレスはパワーユニットのエレメント交換で、暫定グリッドでは9番手が与えられている。

 レッドブルは、F1アメリカGP予選前に、チーム創設者でありオーナーのディートリッヒ・マテシッツ氏が死去したことを発表した。

F1アメリカGP:ルクレールら4人のPUペナルティでグリッドに変動。フェルスタッペンは2番手 角田は13番手に繰り上がり

 F1第19戦アメリカGP土曜時点で、4人のドライバーがパワーユニット(PU)に新エレメントを投入し、グリッド降格ペナルティを受けることが決まっている。これによって決勝グリッドは予選結果とは大きく異なるものになる。

 金曜の時点でセルジオ・ペレス(レッドブル/予選4番手)と周冠宇(アルファロメオ/予選14番手)がそれぞれシーズン5基目のICEを投入、5グリッド降格されることが決まっていた。土曜になり、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ/予選9番手)は6基目のICE投入により5グリッド降格が決定。さらにシャルル・ルクレール(フェラーリ/予選2番手)は6基目のICEとターボチャージャーが入れられたことで、10位グリッドダウンされることになった。

レッドブル&HRC密着:2013年以来のコンストラクターズ制覇に王手。絶対的に有利な状況でアメリカGPに臨む

 前戦F1日本GPでマックス・フェルスタッペンがドライバーズ選手権2連覇を達成したレッドブルとHRCは、コンストラクターズ選手権制覇に王手をかけてアメリカGPに乗り込んできた。

 日本GPで今シーズン5回目の1-2フィニッシュを飾ったレッドブルのコンストラクターズポイントは619点。これに対して、選手権2位のフェラーリは454点。その差は165点あり、アメリカGPを終了した時点でレッドブルがフェラーリに147点以上の差をつけれていれば、レッドブルが3レースを残してコンストラクターズチャンピオンの座に就く。

「両タイトルの獲得が最終的な目標」フェルスタッペン、コンストラクターズ選手権制覇に向け集中/F1第19戦プレビュー

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今週末の2022年F1第19戦アメリカGPに向け、コンストラクターズ選手権のタイトルに集中すると語った。

 前戦日本GPで優勝し、2年連続のドライバーズタイトルを獲得したフェルスタッペン。今後はコンストラクターズ選手権のタイトルを目指していくといい、昨年優勝を挙げたオースティンでのレースを楽しみにしていると述べた。

【動画】フェルスタッペンとペレスが海のF1を体験。船の進路を決めるドライバーとしてレースに挑む

 レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが、SailGP(セールGP)のヨットを体験した。『海のF1』とも称されるこのヨットレースで、本家F1のドライバーたちはどんな活躍を繰り広げたのだろうか。

 2019年に第1シーズンが始まったセールGPは、セーリング競技の最高峰とされるレースだ。シリーズは国別対抗で争われ、毎戦最高時速100km/hに達するハイスピードで激しいバトルが展開されている。

ヨス・フェルスタッペン、息子マックスにとって過去最高のF1チームメイトはリカルドだと語る

 元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、息子であるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にとっての過去最高のチームメイトとして、ダニエル・リカルド(マクラーレン)の名前を挙げた。

 2015年にF1デビューを果たしたフェルスタッペンはこれまでのキャリアで、カルロス・サインツ、リカルド、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレスの5人をチームメイトにしてきた。