【全ドライバー独自採点/F1第21戦】最速ハミルトンと夢のシナリオを実現したラッセル。フェルスタッペンの子供じみた態度

 長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。今回はブラジルGPでの戦いぶりを振り返る。

───────────────────────────

■評価 10/10:最速にもかかわらず、不運で勝利をつかめなかったハミルトン

ルイス・ハミルトン(メルセデス):予選8番手/スプリント3番手/決勝2位

メルセデスF1、ミック・シューマッハーの去就に注目。リザーブドライバーとしての起用を検討か

 メルセデスは、来シーズンのミック・シューマッハーに関心を示しているという。2023年シーズンにシューマッハーがハースF1チームのシートを失った場合、彼をリザーブドライバーとして迎え入れることをメルセデスは検討している。

 ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表によると、チームは2023年シーズンのラインアップを固める意向だ。ケビン・マグヌッセンとペアを組むのは、シューマッハーか、F1復帰を目指しているニコ・ヒュルケンベルグとなる予定だ。

2022年F1第21戦ブラジルGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第21戦ブラジルGP決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だ。

ハミルトン、クラッシュを乗り越えチームに1-2をプレゼント「皆のために諦めなかった。来年につながる結果」/F1第21戦

 2022年F1ブラジルGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2位を獲得、優勝したジョージ・ラッセルとともに、チームに1-2をもたらした。

 2番グリッドからスタートしたハミルトンは、序盤のセーフティカー後のリスタートで、追い越しをかけてきたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と接触、8番手まで落ちてしまった。フェルスタッペンには、このインシデントに関して大部分の責任があるとして、5秒のタイムペナルティが科された。

メルセデスAMGの『A45 S/CLA45 S』に創業55周年を記念した特別仕様車“エディション55”登場

 近年はメルセデスの高性能部門として、独立したブランドからモデル群を送り出すメルセデスAMGから、ボトムを担う武闘派ハッチバック『A45 S 4MATIC+』と、同じく流麗な4ドアの『CLA45 S 4MATIC+』をベースとした特別仕様車『メルセデスAMG A45 S 4MATIC+ エディション55』『メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+ エディション55』が登場。10月31日のアナウンス時点からすでに予約受注受付が開始されており、本年11月からの本格デリバリーが予定されている。

初優勝のラッセルが感涙「セーフティカーで不安になったが、うまくリードを守れた。言葉にならない」/F1第21戦

 2022年F1ブラジルGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルはグリッド最上位から初優勝を達成、感動の涙を流した。ラッセルはレース中のファステストラップ(1分13秒785)も記録している。

 金曜予選で3番手、土曜スプリントで勝利し、決勝のグリッド最上位を確保。71周のレースのなかで、ピットインの際を除いて一貫してトップを走行、後半のセーフティカー後のリスタートも乗り切り、勝利を飾った。

F1第21戦ブラジルGPスプリント トップ8ドライバーコメント(2)

 2022年F1第21戦ブラジルGPのスプリントが行われ、1番手〜4番手のドライバーが土曜日を振り返った。1番手〜4番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。

ハミルトン、8番手から2番グリッド獲得「明日、チームに1-2をプレゼントできたら夢のよう」/F1第21戦スプリント

 2022年F1ブラジルGPの土曜スプリントで、メルセデスのルイス・ハミルトンは8番グリッドから3番手でフィニッシュした。1番手はチームメイトのジョージ・ラッセルだった。2番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)はエンジンペナルティで降格されるため、ハミルトンは決勝で2番グリッドに繰り上がり、メルセデス2台がフロントロウからスタートすることになる。

スプリントで勝利を挙げたラッセル「アップデートが好調だが、これほどペースがいいとは思わなかった」/F1第21戦

 2022年F1ブラジルGPの土曜スプリントで、メルセデスのジョージ・ラッセルは3番グリッドからソフトタイヤでスタートし、トップでフィニッシュした。

 24周のスプリントレースの3周目、ラッセルはケビン・マグヌッセン(ハース)を抜いて、2番手に。ミディアムタイヤのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との差を縮めていき、15周目に前に出てトップに立った。その後は後続から脅かされることなくレースをリード、2番手カルロス・サインツ(フェラーリ)に3.995秒差を築いてトップでチェッカーを受けた。

2022年F1第21戦ブラジルGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第21戦ブラジルGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手のドライバーが金曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはケビン・マグヌッセン(ハース)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)だ。