【動画】モリゾウ&カンクネン駆る“水素エンジンGRヤリス”がWRC公式チャンネルに登場

 9月21日、WRC世界ラリー選手権の公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/wrc)において、今季第9戦『イープル・ラリー・ベルギー』に登場したトヨタの水素エンジン搭載車両、GRヤリスH2 コンセプトのデモンストレーション走行の様子が公開された。

 既報のとおり、8月18~21日にベルギーで開催されたイープル・ラリーでは、TOYOTA GAZOO Racingがカーボンニュートラルへの取り組みを示す一環として、カーボンニュートラルを実現するこの実験的車両をラリーの競技ステージ(SS)で走らせた。

歴史に残る名勝負。タイトルを争うグロンホルムとローブがニュージーランドで激突【WRC Topic】

 2022年9月29日から10月2日にかけて、ラリー・ニュージーランドが10年ぶりにWRC世界ラリー選手権の一戦として開催される。そこで思い出されるのが、2007年のラリー・ニュージーランドで繰り広げられた、マーカス・グロンホルム(フォード)とセバスチャン・ローブ(シトロエン)のふたりによる大接戦だ。グロンホルムが0.3秒差でローブを下し優勝したそのラリーは、WRCの歴史に残る名勝負だった。

 2007年のニュージーランドは、シーズン第11戦として8月末から9月の第1週にかけて開催された。2007年は年間16戦という非常に長いシーズンで、グロンホルムとローブが激しくドライバー選手権を争っていた。

愛知県庁前でWRCマシンがデモ走行。ラリージャパン1カ月前イベント、10月1~2日開催へ

 9月20日、ラリージャパン事務局は、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』を盛り上げる事前PRイベント『1Month to go! RALLY JAPAN!」(ワンマンストゥーゴー!ラリージャパン!)』を10月1~2日、愛知県庁前で開催すると発表した。

 11月10~13日に愛知県と岐阜県にて、2022年のWRCシーズン最終戦として開催されるラリージャパン。『1Month to go! RALLY JAPAN!』は文字どおり、WRC日本ラウンドを約1カ月前に控えたタイミングで行われるイベントだ。

トヨタのセバスチャン・オジエ、『ラリージャパン』を含むWRC終盤3戦への出場が決定

 TOYOTA GAZOO Racing WRTは9月19日、WRC世界ラリー選手権で通算8回のワールドチャンピオンとなったセバスチャン・オジエが、2022年シーズンの残り3ラウンドに出場することを明らかにした。

 現王者であるオジエは2021年限りでフルタイムドライバーを引退。今季はエサペッカ・ラッピ(TOYOTA GAZOO Racing WRT)と3台目のマシンをシェアするかたちで、開幕戦モンテカルロや第4戦ポルトガルなど、パートタイムで『トヨタGRヤリス・ラリー1』をドライブしている。

チーム三菱ラリーアート、アジアクロスカントリーラリー2022参戦体制を発表。総監督は増岡浩

 9月16日、ミツビシは、2022年11月21日から26日にかけて、タイとカンボジアで開催されるAXCRアジアクロスカントリーラリーに挑む“チーム三菱ラリーアート”の参戦体制を発表した。既報のとおり、ミツビシは同チームに対し技術支援を行っていく。

 復活した“RALLIART”ブランドを掲げ、東南アジアのタイとカンボジアの2カ国を舞台に行われる過酷なクロスカントリーラリーに参戦するチーム三菱ラリーアート。ダカールラリー2連覇の経験をもつ増岡浩が総監督として参画する同チームは16日、2022年のAXCRに向けて『ミツビシ・トライトン』の3台体制を敷くことをアナウンスし、あわせて同大会での上位入賞を狙う3名のドライバーを明らかにした。

【動画】スバル、新井敏弘が今季3度目の表彰台「WRX STIの戦闘力はまだある」/全日本ラリー第7戦

 JRC全日本ラリー選手権に参戦しているスバルは9月15日、公式YouTubeチャンネル『SUBARU On-Tube』において、9月9~11日に十勝地方で開催された全日本ラリー第7戦『RALLY HOKKAIDO(ラリー北海道)』のダイジェスト動画を公開した。

 ラリー北海道は、同じく“北の大地”で開催された前戦ラリー・カムイに続く今季2度目のグラベル(未舗装路)イベントだ。第6戦から約2カ月ぶりの開催となった今大会は週末をとおして晴天に恵まれ、2日間ともドライコンディションでの戦いに。そんななか、スバルWRX STIを駆る新井敏弘と鎌田卓麻の両名はラリー初日から上位につける。

トヨタ勢最上位も「納得いかない週末」と勝田貴元。ミスとトラブル、チームの不振も重なったWRCギリシャ

 WRC世界ラリー選手権に唯一フル参戦している日本人ドライバーの勝田貴元。TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから、9月8~11日にギリシャで開催されたシーズン第10戦『アクロポリス・ラリー・ギリシャ』に参戦し、総合6位でフィニッシュした彼はイベント後の合同オンライン取材会において、「ミスもあり全然納得のいくような週末ではありませんでした」と今戦を振りかえった。

 初参戦となったギリシャのグラベル(未舗装路)イベントで、トヨタ勢最上位となる総合6位入賞を果たし、開幕戦から続く完走記録を「10」に伸ばした勝田だが、取材時の声のトーンは低く、明らかに満足のいくラリーではなかったことが窺えた。

スバル 2022全日本ラリー選手権第7戦ラリー北海道 ラリーレポート

2022.09.10 - 全日本ラリー選手権 第7戦 RALLY HOKKAIDO Leg1 シリーズ山場のグラベルラリー初日を終えて、新井が2番手、鎌田が4番手  9月10日(土)、2022年全日本ラリー選手権第7戦『 …

GRヤリスでラリー北海道2連覇達成の勝田範彦「チームに心から感謝」/全日本ラリー第7戦

 9月9日(金)から11日(日)にかけて、JRC全日本ラリー選手権の2022年シーズン第7戦『RALLY HOKKAIDO(ラリー北海道)』が北海道帯広市を拠点に開催され、TOYOTA GAZOO Racingの勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が2年連続となる総合勝利を飾った。一方、TGRのチームメイトである眞貝知志/安藤裕一組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)はアクシデントにより、リタイアとなった。

 全8戦で争われている2022年の全日本ラリーは、前戦のラリー・カムイから約2カ月のインターバルを挟み、同じく北海道が戦いの舞台となる第7戦迎えた。昨年の大会で勝田が勝利を収めているこのイベントは今季2度目のグラベル(未舗装路)イベントであり、同時に最後のグラベル戦でもある。

ヘイキ・コバライネン、全日本ラリーJN1初戴冠。第7戦北海道を制したのはGRヤリス駆る勝田範彦

 9月9~11日、JRC全日本ラリー選手権第7戦『RALLY HOKKAIDO(ラリー北海道)』が北海道帯広市を中心に開催され、TOYOTA GAZOO Racingの勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が大会2連覇を達成した。また、同ラウンドでは今季5勝を挙げているヘイキ・コバライネン/北川紗衣組(AICELLOラックDL速心FABIA)がJN1クラスのシリーズチャンピオン獲得を決めている。

 前戦のラリー・カムイから約2カ月の間隔を開けて行われた全日本ラリー第7戦。全8ラウンドで争われる2022年シーズンの終盤戦のひとつであるラリー北海道は、今季2戦目のグラベルラリーだ。3年ぶりに有観客での開催となったラリーはレッキから天気に恵まれ、競技が行われた土日の2日間もドライコンディションが保たれた。