【動画】2022WRC第11戦ニュージーランド ダイジェスト

 9月29日から10月2日にかけて、ニュージーランド最大の都市オークランドを中心にWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季6勝目を飾った。これと同時に、22歳のロバンペラが史上最年少でのドライバーズタイトル獲得を確定させた同イベントのダイジェスト動画が、シリーズのYouTube公式チャンネルをはじめ、ヒョンデ、トヨタの各オフィシャルチャンネルで公開されている。

 2022年シーズン最後のグラベル(未舗装路)イベントとなったラリー・ニュージーランドは、WRCイベントとしては10年ぶりの開催となった。同イベントが行われた週末は断続的に雨が降り、コンディションは難しいものとなった。各所でアクシデントが発生するなか、今季幾度も難コンディションで強さを発揮してきたロバンペラは、ここでも持ち前のスピードを披露。デイ3に総合首位に立つと最終パワーステージも制して“フルポイントマーク”でラリーNZを制圧。今季6勝目を挙げるとともに自身初のドライバー選手権タイトルを獲得した。

ヒョンデ、オリバー・ソルベルグと2023年の契約を結ばず。経験豊富なクルーを起用する意向/WRC

 10月6日、WRC世界ラリー選手権に参戦しているヒョンデ・モータースポーツ(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)は、同チームとオリバー・ソルベルグとの間で来季の契約を結ばないことを確認した。これにより21歳のソルベルグは、ヒョンデの2023年ラインアップから外れることとなった。

 ヒョンデの育成プログラム出身ドライバーであるソルベルグは今シーズン、チームメイトのダニ・ソルドと3台目の『ヒョンデi20 Nラリー1』をシェアするかたちでシリーズのトップカテゴリーに参戦。8月に行われた第9戦イープル・ラリー・ベルギーではキャリアベストとなる総合4位フィニッシュを果たした。

トヨタ、4年連続でチャンピオン輩出。6勝目飾った22歳ロバンペラが初戴冠/WRCニュージーランド

 10月2日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』の最終日デイ4がオークランドのサービスパークを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季6度目の優勝を飾った。前日に22歳になったばかりのロバンペラは、WRC史上最年少記録でドライバーズタイトルを獲得。また、総合2位にはセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が入り、TGR WRTはワン・ツー・フィニッシュを達成している。

 2012年以来、10年ぶりの開催となったラリー・ニュージーランドの最終日は、サービスパークの南東エリアで2本のステージを各2回走行するかたちで争われた。SS14~17の合計距離は31.18km、このデイ4も断続的に弱い雨が降り路面は全体的に湿った状態でのラリーとなった。

エバンス「速度を落としきれずリヤをコントロールできなくなった」/WRC第11戦 デイ3後コメント

 10月1日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』はデイ3のSS8~13が行われ、同日に22歳の誕生日を迎えたカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合トップに浮上。シーズン残り2戦を残しての自身初戴冠に王手をかけた。そんな競技3日目を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

トヨタ、デイ3でロバンペラとオジエが1-2築くも、エバンス&勝田がリタイアに/WRCニュージーランド

 10月1日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』のデイ3がオークランドのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位、セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2番手に順位を上げ、最終日を前にワン・ツー体制を築いた。

 一方、競技3日目朝の段階で総合首位に立っていたエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、午前中に発生したアクシデントによってクルマにダメージを負いリタイアに。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)もコースオフが原因でリタイアとなっている。

オジエ「ウイングがない状態での走りはかなり大変だった」/WRC第11戦ラリーNZ デイ2後コメント

 9月30日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』の競技2日目はSS2~7が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が2日続けて総合首位となった。しかし、同日夜遅くにタナクに5秒加算ペナルティが下ったため、総合2番手につけたエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が新たなラリーリーダーとなっている。そんなデイ2終了時点のドライバーコメントが各陣営より発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

首位タナクとヌービル、ヒョンデの2台にペナルティ。トヨタのエバンスがトップ浮上/WRC第11戦

 9月30日、同日に開催されたWRC世界ラリー選手権第11戦ラリー・ニュージーランドのデイ2を総合首位で終えたオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)と、チームメイトのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)にタイムペナルティが科せられた。これにより土曜日のデイ3を前に、ラリーリーダーがTOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)に替わっている。

 ヒョンデ・シェル・モビスWRTの“ダブルエース”は、ともに同じ違反行為によって5秒加算ペナルティを受けた。30日(金)夜遅くに行われたスチュワードの公聴会で、両者のマシンが前日29日(木)に実施されたSS1において、ハイブリッドブーストの使用時に放出されたエネルギーが当該ステージで許容される最大値240kJをわずかに超えていたことが確認された。

勝田貴元、トヨタ勢最上位の4番手でラリー・ニュージーランド初日を走破/WRC第11戦

 9月29日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』が開幕した。初日のデイ1はラリーの拠点となるオークランドでSS1が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5番手、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合6位、セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけた。

 また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションからの出場となっている勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は、トヨタGRヤリス・ラリー1勢最上位となる総合4番手で競技初日を終えている。

オジエ「ニュージーランドは今年出場したかったラリーのひとつ」/2022WRC第11戦 事前コメント

 9月29日から10月2日にかけて、ニュージーランド北島のオークランドを中心に、2022年WRC世界ラリー選手権第11戦『レプコ・ラリー・ニュージーランド』が開催される。2012年以来、10年ぶりにWRCカレンダーに復帰した同イベントの開幕を前に、最高峰カテゴリーを戦うトヨタ、ヒョンデ、Mスポーツ・フォードの各陣営からドライバーたちの事前コメントが届いている。

■Mスポーツ・フォードWRT

今季6勝目狙うトヨタ、10年ぶりのWRCニュージーランドへ。ラトバラ「優勝争いができると確信」

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは、9月29日から10月2日に、ニュージーランドで開催される2022年シーズン第11戦『ラリー・ニュージーランド』で今季6回目の総合優勝を目指す。

 2012年以来、10年ぶりにWRCイベントとして開催されるラリー・ニュージーランドに向けて、同チームからはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)をはじめ、選手権リーダーのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)、セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が出場する。