今シーズン、いや、ここ数シーズン、予選でのパフォーマンスを課題としてきた平川亮(carenex TEAM IMPUL)。今季の予選最高グリッドは開幕戦・富士での3番手。平川は「そこから予選結果がどんどん悪くなっていくというのは、想定していなかった」と最終ラウンド前に振り返っていた。
走行時間の限られるスーパーフォーミュラでは、セットアップの大幅な変更には、常にリスクが伴う。それでもインパルと平川陣営はレースウイークのなかでできる範囲トライを繰り返し、第5戦SUGOあたりから新たな手応えをつかんでいたという。
大逆転でのタイトル獲得を狙う最終ラウンド。金曜日の時点で平川は「点差も離れてしまっているので、プレッシャーは感じていない」と語った。そして、課題としている予選に対しては「しっかりと準備してきた」と走行前の記者会見で語ったように、シーズン途中で得られた手応えをさらに伸ばす方向で、セットアップに変更を施してきていた。