平川亮の大逆転を阻んだふたつのターニングポイント「スイッチ操作を間違えた」/SF第9戦鈴鹿

 今シーズン、いや、ここ数シーズン、予選でのパフォーマンスを課題としてきた平川亮(carenex TEAM IMPUL)。今季の予選最高グリッドは開幕戦・富士での3番手。平川は「そこから予選結果がどんどん悪くなっていくというのは、想定していなかった」と最終ラウンド前に振り返っていた。

 走行時間の限られるスーパーフォーミュラでは、セットアップの大幅な変更には、常にリスクが伴う。それでもインパルと平川陣営はレースウイークのなかでできる範囲トライを繰り返し、第5戦SUGOあたりから新たな手応えをつかんでいたという。

 大逆転でのタイトル獲得を狙う最終ラウンド。金曜日の時点で平川は「点差も離れてしまっているので、プレッシャーは感じていない」と語った。そして、課題としている予選に対しては「しっかりと準備してきた」と走行前の記者会見で語ったように、シーズン途中で得られた手応えをさらに伸ばす方向で、セットアップに変更を施してきていた。

第9戦鈴鹿で3位の佐藤蓮、SF初表彰台もさらなる高みを目指す「もっと良い成績が出せるように」

 10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦の決勝レース。TEAM MUGENのワン・ツーフィニッシュに続き、3位表彰台を獲得したのは、今季スーパーフォーミュラデビューとなった佐藤蓮(TEAM GOH)だった。嬉しい初表彰台となった佐藤がレースを振り返った。

「すべてを出し尽くせた」笹原右京。「どれだけリスクを負うかが一番の軸だった」野尻智紀【SF第9戦鈴鹿決勝トップ3会見】

 10月29日に鈴鹿サーキットで開催された2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦『第21回JAFグランプリ』。決勝後の会見で優勝を飾った笹原右京(TEAM MUGEN)、2位の野尻智紀(TEAM MUGEN)、3位の佐藤蓮(TEAM GOH)、そしてTEAM MUGENの田中洋克監督がレースを振り返った。

笹原右京が2勝目&野尻智紀が連覇。TEAM MUGENが圧巻のワン・ツーで初のチームタイトル決める【SF第9戦決勝レポート】

 2022年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦決勝(31周)が10月29日に鈴鹿サーキットで行われ、5番グリッドから好スタートを切った笹原右京(TEAM MUGEN)が逆転で今季2勝目を飾った。ポールポジションからスタートした野尻智紀(TEAM MUGEN)は笹原に続く2位フィニッシュを果たし、翌30日の最終戦を残してドライバーズタイトル獲得を果たした。そして1-2フィニッシュを飾ったTEAM MUGENは初のチームタイトル獲得。最終戦を残して両タイトルが確定することとなった。3位には終盤に怒涛の追い上げを見せた佐藤蓮(TEAM GOH)が初表彰台獲得となった。

【順位結果】2022スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿 決勝レース

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦『第21回JAFグランプリ』の決勝レースが、10月29日に鈴鹿サーキットで行われ、笹原右京(TEAM MUGEN)が今季2勝目を飾った。2位に野尻智紀(TEAM MUGEN)が入り、野尻が2年連続でドライバーズタイトル、そしてTEAM MUGENが初のチームタイトルを決めた。3位には初表彰台獲得となる佐藤蓮(TEAM GOH)が続いた。

スーパーフォーミュラ第9戦/第10戦JAF鈴鹿グランプリでファンサービスが復活

 10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで第9戦の予選が行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦/第10戦・JAF鈴鹿グランプリ。これまで2年間、スーパーフォーミュラでは日本での他シリーズ同様に直接のファンサービスは行われていなかったが、今回一般のファン向けのパドック入場に関する運用検証が行われているほか、ピットウォークの際にも、サインや写真撮影がOKとなり、ひさびさにピットウォークでは多くのファンが関係者との交流を楽しんだ。

2連覇に王手の野尻智紀「みんなの頑張りにすごく助けられた」宮田莉朋「ぜんぜん満足していない」【SF第9戦鈴鹿予選後会見】

 2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦『第21回JAFグランプリ』の公式予選が終了し、ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)、2番グリッドを獲得した宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、そして3番グリッドを獲得した大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が会見に出席し、予選を振り返った。

野尻智紀が脅威の復調で今季5度目のポール獲得。ランキング2位フェネストラズは17番手【SF第9戦予選レポート】

 10月29日(土)、2022年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦・公式予選が鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)が今季5度目のポールポジションを獲得。チャンピオン争いで野尻を追いかけるサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)はQ1敗退の17番手。平川亮(carenex TEAM IMPUL)はQ2に進出するも11番手にとどまり、ライバルたちを大きく突き放した野尻が連覇に王手をかけるかたちになった。予選2番手は今季3度目となる宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、3番手には大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が続いた。

【順位結果】2022スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿 公式予選

 10月29日、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦『第21回JAFグランプリ』の公式予選が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)が今季5度目のポールポジションを獲得した。

チャンピオン大本命の思わぬ走り出し。野尻智紀、持ち込み大外しの金曜フリー16番手で「これは結構、ヤバイやつ」

 2022年のスーパーフォーミュラ最終大会、土日で2戦を行うJAF鈴鹿グランプリの金曜フリー走行が10月28に日に行われたが、ランキングトップでチャンピオン大本命の野尻智紀(TEAM MUGEN)がまさかの16番手となり、本人も絶不調を認める波乱の最終大会幕開けとなった。