角田裕毅、予選13番手「Q3に進めなくて残念。トラックポジションが良くなかったことがタイムに影響」/F1第20戦

 2022年F1メキシコGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は13番手だった。

 ビークルパフォーマンス担当チーフエンジニアのクラウディオ・バレストリは、予選日を振り返って、次のようにコメントした。

「昨日のFP2は(2023年用の)タイヤテストに当てたので、今日のFP3でここで使用するタイヤのデグラデーションについて理解を深めるために何度か走行を行い、同時に予選に向けてマシンの最適化に取り組んだ。裕毅のマシンは良いパフォーマンスを示していたが、ピエール(・ガスリー)のマシンの方には困難な部分があり、簡単なセッションではなかった」

フェルスタッペンが今季6度目のポール。好調のメルセデス勢はラッセル2番手、ハミルトン3番手に【予選レポート/F1第20戦】

 2022年F1第20戦メキシコGPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今シーズン6度目のポールポジションを獲得した。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は13番手だった。

 アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスの天候は晴れ。気温24度、路面温度49度というドライコンディションだが、路面温度は金曜日以上に高くなっている。そんななか、現地時間15時にQ1が始まった。

メルセデス1-2、フェルスタッペンが続く。角田9番手【タイム結果】F1第20戦メキシコGPフリー走行3回目

 2022年F1第20戦メキシコGPのフリー走行3回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は9番手だった。

 気温20度、路面温度38度と、路面温度は金曜よりも低いコンディションで、現地時間12時にセッションがスタート。開始直後にコースに出て行った周冠宇(アルファロメオ)は、無線で「問題がある」と告げられすぐにガレージへ戻った。

ドゥーハンがFP1で初走行「素晴らしい経験。グランプリ週末に走ったことは永遠に忘れない」/F1第20戦金曜

 アルピーヌは、2022年F1第20戦メキシコGPのフリー走行1回目に育成ドライバーのジャック・ドゥーハンを起用した。ドゥーハンがFP1に出走したのは、これが初めてだ。

 2021年にF3でランキング2位という成績を残し、今年アルピーヌ・アカデミーの一員となったドゥーハン。今シーズンはFIA F2に参戦しており、最終戦アブダビを前にドライバーズランキング4位につけている。

ガスリー「このコースとは相性がいい。予選でトップ10入りを狙う」:アルファタウリ/F1第20戦金曜

 2022年F1メキシコGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=9番手/2=10番手だった。今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長された。

メルセデスでの最後の走行を終えたデ・フリース、コース上で感謝の言葉「チャンスをくれてありがとう」/F1第20戦金曜

 2022年F1メキシコGPの金曜、メルセデスのリザーブドライバー、ニック・デ・フリースはヤングドライバーのFP1起用規則に基づいて参加、ジョージ・ラッセルのマシンを走らせた。デ・フリースは2023年に向けてアルファタウリと契約を結んだため、メルセデスのマシンで走るのは、当面これが最後ということになる。

レッドブル&HRC密着:コストキャップ違反に合意、“数カ月かかる”控訴は行わず。一方で風洞試験の制限は大きな痛手に

 F1第20戦メキシコGP初日、この日、レッドブルはコース上での戦いだけでなく、コース外での争いでも戦っていた。金曜日の朝、国際自動車連盟(FIA)は、レッドブルが2021年のコスト上限である1億4500万ドルを超えていたとし、レッドブルと違反行為を容認することで合意したと発表した。

 これを受けて、フリー走行1回目が開始する1時間半前の午前11時半から、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がFIAのプレスカンファレンスルームを使用して、特別に記者会見を行った。

ハミルトン「フィーリングがとても良かった。でもこのマシンが明日どうなるのか予想できない」メルセデス/F1第20戦

 2022年F1メキシコGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=5番手/2=4番手だった。ジョージ・ラッセルは、フリー走行1では、ヤングドライバーテスト規則によりニック・デ・フリースにマシンを託した。

 今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長、FP1でルーキーにマシンを譲ったドライバーたちのみ、最初の45分間は通常の作業が許された。フリー走行2では通常作業を行ったドライバーがトップ3を占め、ラッセルが最速タイムをマークした。

ルクレール「クラッシュは自分のミス」マシンにダメージも、フェラーリはペナルティの可能性を否定:F1第20戦金曜

 2022年F1メキシコGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=2番手/2=7番手、カルロス・サインツはフリー走行1=1番手/2=8番手だった。今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長された。

 ルクレールはFP1序盤にタイヤのパンクに見舞われ、FP2ではスピンを喫してターン7のバリアにヒット、マシンを降りなければならなかった。マシンのリヤエンドは大きなダメージを負ったが、チームによると「修復する上でペナルティが必要にはならない」と述べている。

【角田裕毅F1第20戦密着】FP1のトラブルで部品を変更、FP2は「スムーズなセッション」に。来季用タイヤテストも好調

 前戦アメリカGPに続いて、このF1第20戦メキシコGPでも初日の2回目のフリー走行で、ピレリの2023年仕様のタイヤ開発テストが行われ、セッションは通常の60分間から90分に延長されて行われた。

 このタイヤテストはピレリがデータを比較しやすいように、さまざまな条件が加えられている。セットアップの変更が許されていないのはもちろんだが、ピットレーン出口でのスタート練習も許されておらず、さらにDRSの使用も不可となっている。