ペレス予選2番手「マックスとのチームワークがうまくいった」選手権2位獲得に向けて大きな一歩:レッドブル/F1第22戦

 2022年F1アブダビGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは2番手を獲得した。予選Q3最初のランを終えた段階で、ペレスは3番手。最後のランで、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのトウを得たこともあり、ペレスは2番手に上がった。ドライバーズランキング2位を同点で争っているシャルル・ルクレール(フェラーリ)は3番手だった。

【角田裕毅F1第22戦密着】Q2進出に向けタイヤを3セット投入、積極的な作戦が奏功「選手権が正念場。決勝に集中したい」

 F1第22戦アブダビGPの金曜日のフリー走行で、角田裕毅が15番手、チームメートのピエール・ガスリーも19番手と出遅れたアルファタウリは、金曜日の夜のミーティングでセットアップを変更することを決定した。

「ターンインの安定性やコーナー中盤の回頭性などを改善するために、一晩でセットアップやツールのセッティングのさまざまな部分に調整を施した」(ジョディ・エギントン/テクニカルディレクター)

フェルスタッペン“混乱”を乗り越えてポール、ペレスにトウを与えてアシストも「チームとして完璧な結果に」/F1第22戦

 2022年F1アブダビGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシーズン7回目のポールポジションを獲得した。

 Q3最初のアタックラップを各車が終えた段階で、フェルスタッペン1番手、カルロス・サインツ(フェラーリ)2番手、セルジオ・ペレス(レッドブル)3番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)4番手という順位だった。最後のランで、フェルスタッペンはトウを与えるためにペレスの前を走行。フェルスタッペンは自分がタイムを更新するとともに、ペレスもタイムを削って2番手に浮上、レッドブルがフロントロウを独占する結果となった。Q3最初のランでもフェルスタッペンはチームメイトにトウを与える予定だったが、マシンがシャットダウンしてしまい、ガレージを出るのが遅れて実現できなかった。

角田裕毅、トップ10と僅差の予選12番手「大満足。去年の4位のように好結果を挙げて選手権8位をつかみたい」/F1第22戦

 2022年F1アブダビGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は12番手だった。Q2での10番手タイムとの差は0.151秒だった。土曜発表時の暫定グリッド表では、ダニエル・リカルド(マクラーレン)の降格により、角田には11番グリッドが割り当てられている。

 アルファタウリは現在コンストラクターズ選手権で9位。8位のハースとは2ポイント差であり、日曜決勝の結果が非常に重要になってくる。

フェルスタッペンが今季7回目のポール獲得、ペレス2番手。レッドブルが4年ぶりに最前列を独占【予選レポート/F1第22戦】

 2022年F1第22戦アブダビGPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得した。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は12番手だった。

 現地時間午後2時半から行われたFP3では、ペレスがトップタイム。フェルスタッペンが2番手につけた一方で、ルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセルが3、4番手とメルセデスもしっかり食い下がっている。日がとっぷりと暮れ、急速に路面温度の下がっていく午後6時からの予選でも、レッドブルが速さを見せることができるだろうか。

レッドブルが1-2。メルセデス勢は3、4番手に続く【タイム結果】F1第22戦アブダビGPフリー走行3回目

 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行3回目が行われ、セルジオ・ペレス(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は13番手だった。

 気温31度、路面温度45度というドライコンディションで、現地時間14時30分にセッションがスタート。序盤は各車ソフトタイヤかミディアムタイヤを履いており、ソフトのハミルトンが1分26秒040、同じくソフトのジョージ・ラッセルが1分26秒530でメルセデスが1-2につける。2台がピットに戻ると、その後シャルル・ルクレール(フェラーリ)、アルピーヌのフェルナンド・アロンソとエステバン・オコン、カルロス・サインツ(フェラーリ)がメルセデス2台の間に割って入った。この4台はミディアムだ。

“ありがとう”のメッセージが入ったヘルメットで走るガスリー「最後までプッシュしていく」/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=11番手/2=19番手だった。FP2のタイムはミディアムタイヤで記録したものだ。

 レッドブル傘下で走る最後のレースに、ガスリーは「ありがとう」の文字が入ったスペシャルデザインのヘルメットを使用している。

F2王者ドルゴヴィッチがFP1初走行「初めてAMR22で走り、本当に楽しかった」/F1第22戦金曜

 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目が行われ、アストンマーティンからリザーブドライバーのフェリペ・ドルゴヴィッチが参加した。

 ドルゴヴィッチはブラジル出身で現在22歳。今年はFIA F2に参戦し、最終戦アブダビを前にドライバーズタイトルを獲得する活躍を見せた。9月にはアストンマーティンF1が新設したドライバー育成プログラムの最初のドライバーとなり、それと同時にリザーブドライバー就任が発表された。

ルクレール「クリーンな金曜を過ごせたが、ライバルたちに比べてペースが足りない」フェラーリ/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=3番手/2=3番手だった。若手テスト規定のもと、FP1でカルロス・サインツのマシンにテストドライバーのロバート・シュワルツマンが乗り、7番手、FP2からの走行になったサインツは6番手だった。

F1、2023年に女性だけの新シリーズ『F1アカデミー』を創設すると発表。女性ドライバーの躍進を目指す

 F1は、若い女性ドライバーがWシリーズ、F1、F2、F3などのより高いレベルに進めるように、2023年に女性ドライバーのみのカテゴリー『F1アカデミー』を創設すると発表した。

 このシリーズの創設目的は、若い女性ドライバーがモータースポーツの最も高いレベルに到達するための機会とポテンシャルを最大限に活かすこと、そして現在ゴーカートなどのジュニアカテゴリーで戦う若い才能あるドライバーに対し、F3への参戦やF1を頂点とするピラミッドに参加する前に、必要な基礎レベルの経験を提供することだ。