初のWRC併催戦は、地元出身の王者を撃破したヨアン・ボナートが初優勝を達成/ERC最終戦

 10月20~22日に開催されたスペイン・カタルーニャ地方の名物イベント『ラリーRACC・カタルーニャ-コスタ・ドラダ』で、WRC世界ラリー選手権とのジョイントで最終戦を実施した2022年ERCヨーロッパ・ラリー選手権は、すでに今季初タイトルを獲得したエフレン・ヤレーナ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)との一騎打ちを制し、フランス出身のヨアン・ボナート(シトロエンC3ラリー2)が欧州選手権での初優勝を達成。今季出走わずか4戦で3度目のポディムとなったボナートが、地元凱旋の新チャンピオンを撃破してみせた。

 前戦第7戦バウム・チェコ・ラリー・ズリンに向け、タイトル候補のひとりがエントリーを見合わせた結果、有効6戦のポイント制度も味方し、序盤からシリーズを牽引してきたヤレーナの新チャンピオン獲得が決まった。その2022年シーズン最終の第8戦は、長らくのブレイクを経たフィナーレをWRCの名物ターマック・イベントとの併催で実施する運びとなった。

豊田章男社長「王者に相応しい走りを日本のファンに見てもらいたい」2年連続WRC3冠達成後コメント全文

 10月23日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』の競技最終日が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季初優勝を達成した。また、同チームはこのスペインでマニュファクチャラー選手権連覇を確定させ、ドライバー選手権、コドライバー選手権と合わせて“トリプルクラウン”を達成。この結果を受けて、トヨタ自動車社長兼TGRチームオーナーである豊田章男氏が喜びのコメントを発表している。

オット・タナク、今季限りでのヒョンデ離脱を発表。2023年の契約残るも早期解消

 10月23日、ヒョンデ・モータースポーツは、オット・タナクが「一身上の都合により」2022年シーズン限りで同陣営を離脱することを明らかにした。

 2019年のWRC世界ラリー選手権シリーズチャンピオンであるタナクは、週末に行われた第12戦ラリー・スペインを総合4位でフィニッシュした数時間後、韓国メーカーと袂を分かつ旨を発表。これに続き、所属チームであるヒョンデ・シェル・モビスWRTも声明を発表し、彼が今季限りでチームを離れることを確認した。

【順位結果】2022年WRC第12戦スペイン SS19後

 10月23日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』の競技最終日デイ3が行われ、初日から首位を守ってきたTOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季初優勝を飾った。この結果、トヨタの2022年WRCマニュファクチャラーズタイトル獲得が決まっている。

■2022年WRC世界ラリー選手権第12戦ラリー・スペイン暫定結果 SS19後

セバスチャン・オジエ、待望の今季初優勝。トヨタがマニュファクチャラー選手権2連覇/WRCスペイン

 10月23日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』の競技最終日デイ3が行われ、初日から首位を守ってきたTOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季初優勝を飾った。この結果、トヨタの2022年WRCマニュファクチャラーズタイトル獲得が決まっている。

 スペイン北東部、地中海沿いのリゾート地であるサロウを拠点とするラリー・スペインは、第3戦クロアチア、第9戦ベルギーに続く今季3度目のターマック(舗装路)イベントだ。その特徴にはスムーズな路面と、リズミカルな中速コーナーが続くことなどが挙げられる。なお、以前はターマックとグラベル(未舗装路)によるミックスサーフェスラリーとして行われていたが、2021年からはピュア・ターマックイベントとなっている。

このまま終わればトヨタがWチャンピオン獲得。オジエ、WRCスペインでのリードを拡大し最終日へ

 10月22日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』の競技2日目が、スペイン北東部のサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位の座を守った。チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合3番手、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合6番手につけている。

 ラリー・スペインのデイ2は、サービスパークの北~北東エリアで3本のステージを各2回走り、1日の最後にサロウの海岸近くでショートステージを1本走行する、全7ステージ合計118.75kmが予定されていた。しかし、午前中最後のSS11が、ガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)のアクシデントによってキャンセルとなったことから、実際には計6ステージで争われることとなった。

2番手浮上のヌービル「首位争いに残りたいと望んでいた」/WRC第12戦スペイン デイ2後コメント

 10月22日、スペイン北東部のサロウを中心に開催されているWRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』は競技2日目に突入。デイ2はガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)のアクシデントによってキャンセルされたSS11を除く、計6本のSSで争われ、総合首位に立つセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がポジションをキープした。日本人WRCドライバー勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけている。そんなラリー・スペインのデイ2後コメントが各チームから発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

オジエが今季初勝利に向け快走。デイ2終了時点で2番手ヌービルに20秒差つける/WRCスペイン

 10月22日、スペイン北東部のサロウを中心に開催されているWRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』は競技2日目に突入。アクシデントによりキャンセルとなったSS11を除く計6本のSSで争われ、前日のデイ1で総合首位に立ったセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がポジションをキープした。日本人WRCドライバー勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけている。

 ラリー・スペインのデイ2は、サービスパークの北~北東エリアに設定された3本のステージが舞台に。午前と午後のループで各2回走行し、1日の終わりにはサロウの海岸近くで市街地ステージが行われた。

【順位結果】2022年WRC第12戦スペイン SS15後

 10月22日、スペイン北東部のサロウを中心に開催されているWRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』は競技2日目に突入。アクシデントによりキャンセルとなったSS11を除く計6本のSSで争われ、前日のデイ1で総合首位に立ったセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がポジションをキープした。日本人WRCドライバー勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけている。

■2022年WRC世界ラリー選手権第12戦ラリー・スペイン暫定結果 SS15後

トヨタ、WRCスペイン初日をオジエとロバンペラの1-2で終える「明日も同じように戦いたい」

 10月21日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』の競技初日デイ1が、スペイン北東部のサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2番手、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合6番手につけた。

 2022年シーズン3戦目のターマック(舗装路)イベントである『ラリー・スペイン』は、バルセロナの西側に広がるコスタ・ドラダ(黄金海岸)のビーチリゾート、サロウのサービスパークを中心に行われる。