『DTMの売却』も検討か。シリーズを運営するITRが、ADACとの交渉を認める

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権の運営団体であるITRが、同シリーズの売却の可能性を含め、その将来についてADAC(ドイツ自動車連盟)と交渉していることが明らかとなった。

 業界筋によれば、『ADAC GTマスターズ』の主催団体でもあるADACは、GT3レギュレーションでの2年目のシーズンを終えたばかりのDTMを買収する可能性もあるという。

 まだ両者の間での契約は成立していないものの、DTMの広報担当者はSportscar365の取材に対し、交渉が行われていることを認めた。

ドライビングマナーに揺れた2022年DTMをレースディレクターが総括。問題への対処は「単に仕事の一部」

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権でレースディレクターを務めるスコット・エルキンスは、彼にとっての初年度となった2022年に、ドライバーと競技団が「互いに尊重しあう」ことができた、と語っている。

ワーケンホルスト、わずか2シーズンでDTMから撤退。2023年は参戦カテゴリーを変更

 ワーケンホルスト・モータースポーツは2023年、DTMドイツツーリングカー選手権から、ADAC GTマスターズへと戦いの場を移すことを決定した。

 同チームは来年、2台の車両でドイツのGT3選手権にデビューを飾る。その車種や体制についてはまだ明らかにされていない。