チームWRT、BMWへのスイッチ初年度から“大所帯”に。総勢7〜8台のM4 GT3を導入へ

 チーム代表のヴァンサン・ボッセは、チームWRTが2023年、7~8台のBMW M4 GT3でレースプログラムに取り組む予定であることを明らかにした。

 2022年シーズンをもって13年に及んだアウディとの関係を終了させたWRTは、2024年にBMW Mハイブリッド V8でWEC世界耐久選手権に参戦するが、GT3レースでは2023年からBMWとのプログラムを開始する。彼らはその初年度から、大規模なフリートを編成する構えだ。

アイアン・リンクス、GTもランボルギーニに鞍替え。ウラカンGT3 EVO2で2023年からIMSAとGTWCに参戦

 現在フェラーリの車両でGTレースを戦っているアイアン・リンクスが、来季からランボルギーニのファクトリーサポートを受けてGT3レースに挑むことが発表された。IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のミシュラン・エンデュランス・カップと、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSに参戦する。

 11月5日にポルティマオで開催されたランボルギーニ・グランド・ファイナルズで発表されたとおり、2024年から参戦が始まるLMDhプログラムにおいて、ランボルギーニはアイアン・リンクスと提携することになった。

 だが、両者のコラボレーションはひと足早く2023年のGTカテゴリーで始まり、アイアン・リンクスはIMSA開幕戦のデイトナ24時間にランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2を3台投入、そのうちの1台は女性ドライバーラインアップの“アイアン・デイムズ”として参戦する予定だ。

FIAが2023年の暫定版ドライバー・カテゴライゼーションを発表。50名以上がシルバーからゴールドに格上げへ

 FIA国際自動車連盟は10月7日、2023年1月から有効となる、ドライバー・カテゴライゼーションのレーティング一覧を公開した。このリストでは、レーティング基準の見直しの一貫として、多くのドライバーがシルバーからゴールドへとアップグレードされている。

 177ページにおよぶこのリストは、SROモータースポーツグループが提案し、この夏にFIAが承認した新しいシステムが、来季のスポーツカーレースにおけるランアップとグリッドをどのように形成するかを示すものとなる。

チームWRT、GTプログラムもBMWへスイッチ。バレンティーノ・ロッシらが2台のM4 GT3をテストへ

 ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSに参戦しているチームWRTは、2022年最終戦のレース翌日となる10月3日、スペインのバルセロナで2台のBMW M4 GT3をテストすると明らかにした。

2023年スパ24時間の日程が変更。F1ベルギーGPとの重複により4週間前倒しで開催へ

 9月20日、SROモータースポーツ・グループは、クラウドストライク・スパ24時間レースの開催日を4週間前倒しする変更を含む、新しいファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの2023年カレンダーを発表した。

 スパ24時間は当初7月28~30日のスロットに入っていたが、同じ週末にF1ベルギーGPが開催されることとなったため、日程を調整する必要に迫られた。この結果、GTWCヨーロッパとIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの“シーズンハイライト”に位置づけられる24時間レースは、6月29日から7月2日にかけて行われることになっている。