11月25日、TOYOTA GAZOO Racingは2023年のモータースポーツ参戦体制を発表した。全日本スーパーフォーミュラ選手権には、2022年シーズンと同じく6チーム/11台がエントリーする。
平川亮の大逆転を阻んだふたつのターニングポイント「スイッチ操作を間違えた」/SF第9戦鈴鹿
今シーズン、いや、ここ数シーズン、予選でのパフォーマンスを課題としてきた平川亮(carenex TEAM IMPUL)。今季の予選最高グリッドは開幕戦・富士での3番手。平川は「そこから予選結果がどんどん悪くなっていくというのは、想定していなかった」と最終ラウンド前に振り返っていた。
走行時間の限られるスーパーフォーミュラでは、セットアップの大幅な変更には、常にリスクが伴う。それでもインパルと平川陣営はレースウイークのなかでできる範囲トライを繰り返し、第5戦SUGOあたりから新たな手応えをつかんでいたという。
大逆転でのタイトル獲得を狙う最終ラウンド。金曜日の時点で平川は「点差も離れてしまっているので、プレッシャーは感じていない」と語った。そして、課題としている予選に対しては「しっかりと準備してきた」と走行前の記者会見で語ったように、シーズン途中で得られた手応えをさらに伸ばす方向で、セットアップに変更を施してきていた。
専有走行で流れはインパルに? 仁義なき“チームタイトル争い”プレビュー/SF第9・10戦鈴鹿
前戦もてぎに続き、今回も1ウイーク2レース制で開催される全日本スーパーフォーミュラ選手権の第9戦・第10戦。毎年ドライバータイトル争いに注目が集まる最終大会だが、今回は同時にチームタイトルも決定する週末となり、こちらも最後まで目が離せない“王座決定戦”が繰り広げられようとしている。
注目の週末を占う上で重要な要素のひとつとなる10月28日金曜日の専有走行では、チームタイトルを争う2チームの明暗が分かれる結果となった。