勝者フェルスタッペン「メルセデスは別のタイヤ戦略を採ったとしても僕を抜くことはできなかっただろう」/F1第20戦

 2022年F1メキシコGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシーズン14勝目を挙げた。これは1シーズン中の勝利数としては単独トップにあたる。また、今回でポイントは416点となり、シーズン最多ポイントの記録も更新した。

 ポールポジションからリードを保ってソフトタイヤでファーストスティントを走行。2番手でミディアムタイヤのルイス・ハミルトン(メルセデス)より早い25周目に、フェルスタッペンはミディアムに交換した。その後、ハードに履きかえたハミルトンとのギャップを少しずつ拡大し、フェルスタッペンは1回ストップで勝利を飾った。

角田裕毅、アクシデントのダメージでリタイア「リカルドの愚かなミスで、入賞のチャンスを失った」/F1第20戦

 2022年F1メキシコGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はアクシデントにより50周でリタイアした。13番グリッドから1周目に11番手に上がり、ファーストスティントはそのポジションを維持。タイヤ交換の後、16番手からポジションを上げていき、46周目には11番手を走っていた。しかし後方からソフトタイヤでプッシュしてきたリカルドが、角田をオーバーテイクしようとした際に接触。角田はマシンにダメージを受けてピットインし、そのままリタイアしなければならなかった。

フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインで14勝目、シーズン最多勝記録を樹立。ペレスは母国で3位【決勝レポート/F1第20戦】

 2022年F1第20戦メキシコGPの決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝した。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)はリタイアだった。

 1962年に第1回大会が開かれたメキシコGPは、60年目の節目を迎えた。決勝当日のエルマノス・ロドリゲス・サーキットはやや雲の多い天候。現地時間午後2時からの決勝中の降水確率は40%。雨が降るかどうかは、微妙なところだ。気温24度、路面温度は44.9度まで上がっており、前日の予選と同じような暑さだ。

【順位結果】2022年F1第20戦メキシコGP決勝

 2022年F1第20戦メキシコGPの決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、シーズン最多勝記録となる今季14勝目を達成した。2位にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が続き、角田裕毅(アルファタウリ)はダニエル・リカルド(マクラーレン)との接触の影響でリタイアに終わっている。

F1第20戦メキシコGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第20戦メキシコGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)だ。

F1第20戦メキシコGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第20戦メキシコGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。

ガスリー予選14番手「初日の好調さを失い、解決法を見つけられなかった」:アルファタウリ/F1第20戦

 2022年F1メキシコGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは14番手だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 15番手(1分20秒330:ソフトタイヤ/24周)
予選 14番手(Q1=12番手1分20秒256:ソフトタイヤ/Q2=14番手1分19秒672:ソフトタイヤ)

ルクレール予選7番手に沈む「奇妙なエンジントラブルに見舞われた」フェラーリ/F1第20戦

 2022年F1メキシコGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは7番手、カルロス・サインツは5番手だった。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 4番手(1分19秒123:ソフトタイヤ/23周)
予選 7番手(Q1=3番手1分19秒505:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分19秒109:ソフトタイヤ/Q3=7番手1分18秒555:ソフトタイヤ)

レッドブル&HRC密着:「縁石の乗り方を変えた」マシンの微調整とドライビング修正でリズムを掴んだフェルスタッペン

 F1第20戦メキシコGP2日目、レッドブルにとっての最大のライバルは、フェラーリではなく、メルセデスだった。

 予選前のフリー走行3回目でジョージ・ラッセルがトップに立ち、ルイス・ハミルトンが2番手につけたメルセデス。その速さは予選に入っても衰えることなく、Q1はハミルトンがトップ通過。Q2もハミルトンがトップ、ラッセルは3番手と好調な走りを披露していた。

エンジンに問題を抱えたハミルトン、Q2まで首位も予選3番手に「レッドブルに近づけたのは素晴らしいこと」/F1第20戦

 2022年F1メキシコGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは3番手だった。ハミルトンはQ1とQ2をトップタイムで通過。Q3最初のアタックラップは1分18秒094で暫定3番手にあたるものだったが、このタイムはターン2でトラックリミット違反があったとして抹消され、ハミルトンはノータイムで10番手に落ちてしまった。最後の1回のアタックにかけたハミルトンは、1分18秒084をマーク、3番手となった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のポールポジションタイムとの差は0.309秒、チームメイトのジョージ・ラッセルの2番手タイムとの差は0.005秒だった。