レッドブル&HRC密着:コストキャップ違反に合意、“数カ月かかる”控訴は行わず。一方で風洞試験の制限は大きな痛手に

 F1第20戦メキシコGP初日、この日、レッドブルはコース上での戦いだけでなく、コース外での争いでも戦っていた。金曜日の朝、国際自動車連盟(FIA)は、レッドブルが2021年のコスト上限である1億4500万ドルを超えていたとし、レッドブルと違反行為を容認することで合意したと発表した。

 これを受けて、フリー走行1回目が開始する1時間半前の午前11時半から、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がFIAのプレスカンファレンスルームを使用して、特別に記者会見を行った。

ハミルトン「フィーリングがとても良かった。でもこのマシンが明日どうなるのか予想できない」メルセデス/F1第20戦

 2022年F1メキシコGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=5番手/2=4番手だった。ジョージ・ラッセルは、フリー走行1では、ヤングドライバーテスト規則によりニック・デ・フリースにマシンを託した。

 今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長、FP1でルーキーにマシンを譲ったドライバーたちのみ、最初の45分間は通常の作業が許された。フリー走行2では通常作業を行ったドライバーがトップ3を占め、ラッセルが最速タイムをマークした。

ルクレール「クラッシュは自分のミス」マシンにダメージも、フェラーリはペナルティの可能性を否定:F1第20戦金曜

 2022年F1メキシコGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=2番手/2=7番手、カルロス・サインツはフリー走行1=1番手/2=8番手だった。今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長された。

 ルクレールはFP1序盤にタイヤのパンクに見舞われ、FP2ではスピンを喫してターン7のバリアにヒット、マシンを降りなければならなかった。マシンのリヤエンドは大きなダメージを負ったが、チームによると「修復する上でペナルティが必要にはならない」と述べている。

【角田裕毅F1第20戦密着】FP1のトラブルで部品を変更、FP2は「スムーズなセッション」に。来季用タイヤテストも好調

 前戦アメリカGPに続いて、このF1第20戦メキシコGPでも初日の2回目のフリー走行で、ピレリの2023年仕様のタイヤ開発テストが行われ、セッションは通常の60分間から90分に延長されて行われた。

 このタイヤテストはピレリがデータを比較しやすいように、さまざまな条件が加えられている。セットアップの変更が許されていないのはもちろんだが、ピットレーン出口でのスタート練習も許されておらず、さらにDRSの使用も不可となっている。

ローソンがFP1で角田のマシンで走行、トラブル発生もプログラムに影響なし「現実のコースに驚いた」/F1第20戦

 2022年F1メキシコGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのリアム・ローソンは、ヤングドライバーのFP1起用規則に基づいて参加、角田裕毅のマシンを走らせた。

 FP1終盤、ローソンのマシンが白煙を上げてコース脇にストップ、炎が上がった。この時のトラブルについて、チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、『圧力低下』がみられたと述べている。チームはマシンを修復し、FP2で無事に角田をコースに送り出した。

ペレス「好調だが、フェラーリとメルセデスは手強そう」レッドブル/F1第20戦金曜

 2022年F1メキシコGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=3番手/2=5番手だった。今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長された。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=3番手(1分20秒827:ソフトタイヤ/22周)/2=5番手(1分21秒579:2023年用プロトタイプタイヤ/34周)

スピンのフェルスタッペン「ラインを外れると路面が氷のようだった」パフォーマンス自体は「問題なし」/F1第20戦金曜

 2022年F1メキシコGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=4番手/2=6番手だった。今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長された。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=4番手(1分20秒827:ソフトタイヤ/22周)/2=6番手(1分21秒588:2023年用プロトタイプタイヤ/34周)

角田裕毅、FP2から走行もポジティブな初日に「最初から感触が良く、強力なラップを走れた」/F1第20戦金曜

 2022年F1メキシコGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、フリー走行1では、ヤングドライバーテスト規則によりリアム・ローソンにマシンを託した。

 今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長、FP1でルーキーにマシンを譲ったドライバーたちのみ、最初の45分間は通常の作業が許された。フリー走行2では通常作業を行ったドライバーがトップ3を占め、角田は2番手タイムをマークした。

F1メキシコGP FP2:2023年用タイヤテストを実施も赤旗終了。トップ3は通常タイヤのラッセル、角田、オコン

 2022年F1第20戦メキシコGPのフリー走行2回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手は角田裕毅(アルファタウリ)、3番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)となっている。

 現地時間午後4時から始まったFP2も、快晴。一方でセッション中の降水確率は、40%まで上がっている。気温は26度と相変わらず高いが、路面温度はFP1から4度以上、40.6度まで下がった。