【動画】バトンが1975年のヘスケス308Bでデモラン。当時に思いを馳せながらV8サウンドを轟かせる

 2022年F1第15戦オランダGPの週末、約半世紀前にこのグランプリを制したヘスケスのグランプリマシンが、2009年のF1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトンの手によってザントフォールトに蘇った。

2度の大クラッシュにより「大金が出ていった」とハースF1オーナー。シューマッハーの残留には入賞が必要だと断言

 ハースF1チームのオーナーであるジーン・ハースは、ミック・シューマッハーのポテンシャルを今も信じているが、彼が今シーズンに何度もクラッシュを起こしたことで、チームから「大金」が飛んでいったことを認めた。

 2021年にハースF1チームに加入したシューマッハーは、今年チームで2シーズン目を迎えた。しかしシューマッハーにとってトラブルの多いシーズン序盤となった。サウジアラビアとモナコでは大クラッシュを起こしてしまい、F1ドライバーとしてのシューマッハーの将来には暗雲が垂れ込めた。

マリオ・アンドレッティがラグナ・セカでマクラーレンMP4-28をドライブ「思い通りに走れた。満足の行く結果だ」

 今年82歳になったモータースポーツ界のレジェンド、マリオ・アンドレッティが10月15日、ラグナ・セカサーキットでマクラーレンMP4-28をドライブした。走行を終えたアンドレッティは、「『やりたいことリスト』に書いてあった大きな願いが叶ったよ。これに比べたらあとはおまけのようなものだ」と語った。

 1978年のF1ワールドチャンピオンであるマリオ・アンドレッティが今回F1マシンをドライブできたのは、マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンがある約束を守ったからだ。それは、この5月に初めて開催されたF1マイアミGPのグリッド上で、アンドレッティとブラウンが交わした約束だ。

レッドブルF1の技術チームは「これまでのなかで最強」とホーナー代表。ホンダやエクソンモービルも称賛

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、現在のレッドブルの技術チームについて、チームのF1レースの歴史が始まって以来最強のものだと考えている。

 レッドブルは、2013年以来、またセバスチャン・ベッテルが圧倒的な優位を誇った時代以来となるコンストラクターズタイトル獲得を目前に控えている。多くの功績は、象徴的なチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイによるものだろう。ニューウェイは、近年はレッドブル傘下の他のプロジェクトに取り掛かるために一歩下がっていたが、その後オペレーションの最前線に復帰した。

【動画】自称「神の舌」を持つ角田裕毅が目隠し寿司ネタ当てに挑戦。リカルドシェフも友情出演

 大のグルメとして知られる角田裕毅(アルファタウリ)だが、果たしてその舌は確かなのだろうか。そう疑問に思ったチームとピエール・ガスリーは、角田の味覚をテストすることにしたようだ。

 ガスリーに連れられ、目隠しをした状態でカメラの前にやってきた角田。彼の前には、チームが用意した高級寿司が並んでいる。

【日本GP特別コラム/野尻智紀】スクール時代の角田裕毅の思い出。F1鈴鹿で感じた自身のタイトル争いへの大きな収穫

 まだまだ日本GP鈴鹿の余韻が残る、今季のF1シーズン。今月末に国内のスーパーフォーミュラでチャンピオン2連覇に挑む、野尻智紀(TEAM MUGEN)にとっても3年ぶりの鈴鹿でのF1開催は大きな刺激になったようだ。現役の国内ドライバーが今年のF1マシン、そして現役F1ドライバーの活躍、さらに同じ日本人ドライバーの角田裕毅をどのように見るのか。オートスポーツwebならではの、日本GPスペシャル企画第2弾をお届けします。

デ・ラ・ロサ「アロンソが扱いにくい人物だとは思わない」アストンマーティンF1の誠実さが良好な関係の鍵に

 新たにアストンマーティンのアンバサダーに就任した元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは、アストンマーティンF1チームがアロンソと同様に競争力を持ち、彼に対して常に誠実でいれば、2度の世界チャンピオンとの間に問題は起きないだろうと述べている。

 アロンソは2023年シーズンにアルピーヌからアストンマーティンに移籍し、41歳にしてF1キャリアの新たな章を開くことになる。32回のグランプリ優勝経験を持つアロンソは、行く先々でいざこざを起こすことで定評がある。しかし、フェラーリとマクラーレンでアロンソと仕事をしたデ・ラ・ロサは、チームの率直さと誠実さが彼と良好な関係を持つ鍵だと考えている。

【F1チーム代表の現場事情:レッドブル】激怒と沈黙。コストキャップ違反問題への対処に苦慮するホーナー

 大きな責任を担うF1チーム首脳陣は、さまざまな問題に対処しながら毎レースウイークエンドを過ごしている。チームボスひとりひとりのコメントや行動から、直面している問題や彼のキャラクターを知ることができる。今回は、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーに注目した。

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 レッドブルが今シーズン最も喜ぶべき瞬間を迎えたこの時期に、クリスチャン・ホーナー代表は大きな事件に直面し、強いプレッシャーのなかで過ごさなければならなかった。

 シンガポールGPは、マックス・フェルスタッペンが2022年ドライバーズタイトルを決める可能性がある最初のグランプリだった。しかしその週末に大きな注目を集めたのは他の話題だった。レッドブルが2021年にバジェットキャップ規則に違反し、ペナルティを受ける可能性があるという報道がなされ、そのトピックで持ちきりになってしまったのだ。

アルピーヌF1へ移籍するガスリー、オコンとの仲に懸念なし「これは過去にあったことを清算する機会でもある」

 ピエール・ガスリーは、子供の頃からの友人であるエステバン・オコンと2023年シーズンにアルピーヌでタッグを組むことは「信じられないような話」だが、ふたりにとっては過去に起きたことを「少しばかり清算する」機会にもなると述べている。

 フランスのノルマンディー出身のガスリーとオコンが、生まれ故郷の近くのカートコースで経験を積んでいたのは、わずか6歳の時だ。彼らは順調にランクを上げていき、本格的にモータースポーツのキャリアを始めたが、コース内外で起きた個人的な問題のせいで仲違いした。

【全ドライバー独自採点/F1日本GP】新王者フェルスタッペンがウエットで別次元の速さ。冷静でなかったガスリー

 長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。今回は日本GPでの戦いぶりを振り返る。

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■評価 10/10:難コンディションで驚異的な速さを発揮。勝利でタイトルを決めたフェルスタッペン

マックス・フェルスタッペン(レッドブル):予選1番手/決勝1位
エステバン・オコン(アルピーヌ):予選5番手/決勝4位

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2022年ドライバーズタイトル確定の瞬間は、レギュレーションの解釈の問題でいささか混乱したが、彼自身の日本GPでのパフォーマンスは圧倒的だった。