フェラーリ代表、開発プログラムに貢献してきたシュワルツマンを「F1シートにふさわしいドライバー」と称賛

 フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、チームの開発ドライバーを務めるロバート・シュワルツマンに大きな称賛を送っており、彼はF1シートにふさわしいと主張している。

 シュワルツマンの最近の成績は、2019年にFIA F3でタイトルを獲得し、昨年はオスカー・ピアストリに続くランキング2位でFIA F2のシーズンを終えている。今年は10月にオースティンで行われるアメリカGPで、フリー走行1回目に参加し正式にF1デビューを飾り、シーズン最終戦のアブダビGPでもFP1を担当する予定だ。

マクラーレンF1、優位に立つレッドブルとフェラーリのパフォーマンスに驚き「蓄積された知識と方法論が役立つ証拠」

 マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・キーは、今シーズンにレッドブルとフェラーリが見せているパフォーマンスに少々驚いているが、この2チームがF1の2022年のルールを活用する上で素晴らしい仕事をしていると認めた。

 2022年に向けてF1のテクニカルレギュレーションが全面改定され、新世代のグラウンドエフェクトマシンが導入されたことで、オーバーテイクとコース上でのショーが改善された。メルセデスはルール変更によって後退したが、レッドブルとフェラーリは変化にうまく対処し、序盤からF1のトップ集団として戦っている。レッドブルのRB18とマックス・フェルスタッペンは、最終的にはフェラーリに対して優位に立った。

アロンソの移籍に元チームメイトのマッサが疑問符。競争力のないマシンでは「チームと争うことになりかねない」

 元F1ドライバーのフェリペ・マッサは、フェルナンド・アロンソがアストンマーティンF1との契約を結んだことに疑問を呈し、状況次第では彼がアストンマーティンに「問題」を引き起こすと指摘した。

 8月1日、アストンマーティンF1は数日前に引退を発表したセバスチャン・ベッテルに代わり、アロンソと2023年からの複数年契約を結んだことを発表した。

 世界中を驚かせたこの発表だが、イギリスの放送局『Sky Sports』の番組『Any Driven Monday』に出演したマッサにとって、この移籍は「不思議」だったという。

F1イタリアGPでの黄旗無視は「無線で誤解があり減速しなかった」と角田裕毅。再発防止を誓う

 角田裕毅(アルファタウリ)は、2022年F1第16戦イタリアGPのフリー走行2回目で受けたペナルティについて「不必要だった」と振り返ったうえで、それがエンジニアとの「コミュニケーションミス」によるものだったと説明した。

 角田はF1イタリアGPのFP2で、イエローフラッグ下で十分な減速をしなかったとして3グリッドの降格処分を受けた。角田はすでにパワーユニット交換による最後尾スタートが決定していたためレースへの影響はなかったが、ペナルティポイントが2点加算され累積8点となった。

アルファタウリF1のトスト代表、残留の決まった角田は「F1のシートに相応しいことを示している」と評価

 スクーデリア・アルファタウリは9月22日、2023年シーズンも角田裕毅がチームに残留することを発表した。これで角田はアルファタウリで3年目のシーズンを迎えることになる。

 2021年にアルファタウリからF1にデビューした角田は、日本人初となる開幕戦での入賞を果たし、シーズンを通して7回の入賞を果たした。最終戦では自己最高位となる4位に入り、デビューイヤーの獲得ポイントは32、ランキングは14位だった。

角田裕毅、2023年シーズンもアルファタウリF1に残留決定「来季も一緒にレースができることを嬉しく思う」

 9月22日、スクーデリア・アルファタウリは、日本人ドライバーの角田裕毅が2023年シーズンもチームに残留することを発表した。

 角田は2019年にFIA F3でランキング9位、2020年にF1直下のFIA F2でランキング3位という成績を残し、2021年にアルファタウリからF1デビューを果たした。日本人F1ドライバーとしては初となるデビュー戦での入賞を記録し、最終戦アブダビGPでは自己ベストとなる4位に入るなど、この年は7回の入賞を達成した。

ウイリアムズF1代表、アブダビでのクラッシュが今季もラティフィに影響したと語る「彼に自信を与え続ける必要があった」

 ウイリアムズF1のチーム代表であるヨースト・カピートは、ニコラス・ラティフィについて、昨年ヤス・マリーナで開催された最終戦アブダビGPでクラッシュしたことが、彼に永続的な影響を与えてきたと考えている。

 アブダビGPのレース終盤におけるラティフィのクラッシュが直接的にセーフティカーと手順の誤りを引き起こし、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを抑えて最終ラップで世界タイトルを獲得することになった。しかし劇的なレースの後、何日も何週間も、ラティフィは彼をハミルトンの敗北原因と考える人々からソーシャルメディア上で誹謗中傷を受けた。ラティフィはオンライン上の誹謗中傷が殺害予告にまで発展したため、自身で警備を雇わざるを得なかった。

F1ラスベガスGPの決勝レースは土曜22時スタートに決定。連戦の最終戦に向けクルーは徹夜での作業が必須に

 2023年のF1ラスベガスGPは、土曜日に行われるだけでなく、F1の72年の歴史のなかでも最も遅い時間に行われる華やかなイベントになるようだ。

 シン・シティと呼ばれるラスベガスは、2023年シーズンにアメリカでの3つ目のグランプリを開催することになる。11月18日の、F1世界選手権の最後からふたつ目のレースだ。この話題のイベントは、恒例の日曜日ではなく、土曜日に開催される。これは土曜開催だった1985年のキャラミでの南アフリカGP以来のことだ。ちなみにこのレースではナイジェル・マンセルが優勝した。

アルファタウリF1にデ・フリース、アルピーヌにガスリーで決着か。残りの空席ふたつに噂される4人の候補

 レッドブルは、イタリアGPで鮮烈なF1デビューを飾ったニック・デ・フリースとの間で、2023年のアルファタウリ加入について大筋において合意したとの説が持ち上がっている。レッドブルの関係者からの情報によると、デ・フリースとは2023年からの2年契約を結び、それによってピエール・ガスリーはアルピーヌ移籍が可能になるという。それが事実であれば、2023年のF1空きシートを持つのはウイリアムズとハースのみということになる。

 レッドブルとデ・フリースとの契約にはこれから詰める必要がある詳細事項が多数残っている。さらにデ・フリースは今週アルピーヌA521でのテストの予定もあるため、合意がなされたという話が事実だとしても、まだ発表の段階ではないだろう。

フェラーリF1代表、エンジンペナルティでのグリッド混乱を問題視「シーズン3基は少なすぎる」とも

 フェラーリF1のチーム代表マッティア・ビノットは、規定数を超えたパワーユニットを使用した際のペナルティをグリッドに反映させるやり方を、より明確にすべきだと主張、さらにはパワーユニットの使用基数制限が厳しすぎるとも指摘した。

 現在の規則では、シーズン中に使用できるパワーユニットは、ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kは3基、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスは2基、エキゾーストシステムは8基に制限されており、それを超えるとグリッド降格ペナルティを受ける。F1の開催数は増加しつつあり、今年は22戦、2023年には24戦が行われる。