レッドブル・レーシングの2021年における支出がF1コストキャップ規則で定められていた額を超過していたことで、同チームにはペナルティが科されることが決まったが、フェラーリはその内容に満足しておらず、制裁措置の実際の効果は「非常に限られて」おり、違反行為との釣り合いが取れていないと主張している。
レッドブルは、13の異なる分野にわたって約180万ポンド(約3億円)の超過支出があったため、FIAから700万ドル(約10億円)の罰金を科された。
レッドブル・レーシングの2021年における支出がF1コストキャップ規則で定められていた額を超過していたことで、同チームにはペナルティが科されることが決まったが、フェラーリはその内容に満足しておらず、制裁措置の実際の効果は「非常に限られて」おり、違反行為との釣り合いが取れていないと主張している。
レッドブルは、13の異なる分野にわたって約180万ポンド(約3億円)の超過支出があったため、FIAから700万ドル(約10億円)の罰金を科された。
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1メキシコGPでまたしてもトラブルに見舞われてリタイア、貴重なポイントを逃した。苛立ちを募らせたアロンソは、トラブルが多発することは、不運なわけではなく、アルピーヌ/ルノーには戦う準備がまだできていないのだと語った。
71周のレースの大半をポイント圏内で走っていたアロンソだが、エンジントラブルが発生、7番手から9番手に落ち、その後、63周でレースを終えることになった。
2026年にザウバーと提携するというアウディの発表は重要なものだったが、それはまだ3年先の将来のことだ。チームは2023年の終わりまでアルファロメオの名の下で運営するが、バルテリ・ボッタスは、アウディが全力で取り組みたいのなら、仕事を始めるのにそこまで長く待つことはできないだろうと述べている。
「アウディと組んだザウバーには大きなポテンシャルがある」とボッタスはメキシコシティでメディアに語った。
スクーデリア・フェラーリの伝説的デザイナー、マウロ・フォルギエリが87歳で死去した。フォルギエリは1960年代から1980年代にかけてフェラーリのF1マシンを設計、数々の勝利とタイトル獲得に貢献した。
1935年にイタリア・モデナで生まれたフォルギエリは、1959年にボローニャ大学を卒業するとフェラーリに入社。1961年には、27歳の若さでスクーデリアのチーフエンジニアに就任、その後、テクニカルディレクターに任命された。
ウイリアムズのチーム代表であるヨースト・カピートは、アメリカ人ドライバーのローガン・サージェントのF1昇格を急がせてはいないと否定している。
フロリダ出身で21歳のサージェントは、イギリスF4選手権とフォーミュラ・ルノー・ユーロカップに出場経験がある。2019年にはカーリンからFIA F3選手権にステップアップし、その後はプレマやチャロウズ・レーシング・システムからレースに参戦した。
ルイス・ハミルトンは円熟の40代になってもまだF1ドライバーを続けているかもしれないという。彼は、今後数カ月のうちにメルセデスと「さらなる契約を結ぶ」ことを示唆した。
ハミルトンとメルセデスの契約は2023年末で切れる。しかし7度のF1世界チャンピオンであるハミルトンは、どのような形であれ今後もメルセデスに忠誠を尽くし、「今後もずっとそうしていたい」という。
F1の1シーズン中のグランプリ開催数が増えつつあるなかで、チームは従業員の健康を守るため、8月の“サマーブレイク”同様に冬にも作業禁止期間がレギュレーションで定められるよう、強く働きかけている。
F1のスポーティングレギュレーションには、各チームは、7月から8月における連続した14日間、ファクトリー・シャットダウン期間を設けなければならないと定められている。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、年間最多勝となる14勝目を飾った直後のレッドブルのホスピタリティハウスの前には、通常であれば陣取るはずのテレビ局のクルーの姿がなく、F1の公式カメラクルーしかいなかった。
クリスチャン・ホーナー代表はその理由を次のように説明した。
F1が、環境やコスト面の理由から、タイヤブランケット(タイヤウォーマー)の廃止に向けて動いているなか、ドライバーたちが安全面に関する強い懸念を示している。現時点では、タイヤブランケットの使用を2024年に中止し、それを前に段階的に最高温度が下げられていく予定だが、2023年には温度引き下げが行われないかもしれない。
2021年にはフロント100℃、リヤ80℃だったものが、今年は両方70℃に下げられ、2023年には50℃に設定される予定だ。
この新しい設定を、アメリカGPの2023年プロトタイプタイヤテストの際にチームは試した。ドライバーたちの反応はネガティブなものであったため、ピレリはメキシコでのテストでは70℃に戻したうえで、温める時間を短縮した。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、レッドブルのF1での将来は、創設者ディートリッヒ・マテシッツが築いた基盤のおかげで安泰だと述べている。
マテシッツは、彼の会社が最高レベルのモータースポーツへの関与を継続するために、自身の情熱を傾けていた。だが明確な後継者計画は公表されておらず、先週末のマテシッツ死去の報は、必然的にF1におけるレッドブルの将来についての疑問を投げかけた。