2022年F1第22戦アブダビGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第22戦アブダビGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)だ。

オコン「アロンソのチームメイトになれて楽しかった。彼は永遠にレジェンド」アルピーヌ/F1第22戦決勝

 2022年F1アブダビGP決勝で、アルピーヌのエステバン・オコンは7位を獲得した。アルピーヌはマクラーレンに勝ってコンストラクターズ選手権4位を確保した。なお、今シーズンを最後に、フェルナンド・アロンソはアルピーヌを離れ、アストンマーティンに移籍する。

リカルド、ポイント獲得でマクラーレンに別れ「いいラストレースになった。皆の今後の成功を祈っている」/F1第22戦

 2022年F1アブダビGP決勝で、マクラーレンのダニエル・リカルドは9位でフィニッシュ、マクラーレンでの最後のレースでポイント獲得を果たした。ランド・ノリスは6位でファステストラップも記録した。

 ダブル入賞を達成したものの、コンストラクターズ選手権でマクラーレンはアルピーヌに届かず、ランキング5位という結果になった。

ベッテル、F1ラストレースで入賞「最後にダニエルとバトルができて楽しかった。すべての人に感謝」/F1第22戦

 2022年F1アブダビGP決勝で、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは10位、ランス・ストロールは8位だった。今シーズン末でF1から引退するベッテルは、299回目のF1出走を果たし、入賞で最後のレースを締めくくった。

 アストンマーティンはコンストラクターズ選手権でアルファロメオと同点に追いついたものの、リザルトによりランキング7位にとどまった。

ハミルトン、F1キャリアのワーストシーズンをリタイアで終える「マシンが最後まで望みどおりにならなかった」F1第22戦

 2022年F1アブダビGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはトラブルによりリタイア、ジョージ・ラッセルは5位だった。

 ハミルトンはスタート直後にカルロス・サインツ(フェラーリ)を抜いたが、サインツが抜き返そうとするなかでハミルトンは行き場をなくしてターン6でコース外にはみ出した。縁石に乗って跳ねながらコースに復帰し、再びサインツの前を走り続けたハミルトンだが、チームの指示でポジションをサインツに返すことに。

ハースF1、ファッションブランドのパーム・エンジェルスと2023年からのパートナーシップを締結

 F1世界選手権に参戦するハースF1チームは、イタリアを代表するファッションブランドの『パーム・エンジェルス』と2023年シーズンからのパートナーシップ締結を2022年F1第22戦アブダビGPの期間中に発表した。

 パーム・エンジェルスはアメリカ・ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツでフォトグラファーの修士号を取得し、ファッションコミュニケーションの訓練を受けたアートディレクターでもあるフランチェスコ・ラガッツィにより2011年に設立されたファッションブランドだ。

ルクレール“完璧な”レースで選手権2位「チェコが2ストップを選択するようプレッシャーをかける計画だった」F1第22戦

 2022年F1アブダビGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2位、カルロス・サインツは4位でフィニッシュした。ルクレールは困難な1回ストップを成功させて、セルジオ・ペレス(レッドブル)の前でフィニッシュ、ドライバーズ選手権2位争いを制した。フェラーリはコンストラクターズ選手権でメルセデスの追撃をふりきって、2位を守り切った。

レッドブル&HRC密着:序盤からタイヤに苦しんだペレス。周回遅れや1ストップ勢に行く手を遮られる不運も重なり3位

 レッドブルとして、チーム史上初となるドライバーズ選手権での1-2フィニッシュを目指して臨んだF1最終戦アブダビGP。マックス・フェルスタッペンのチャンピオンは確定しており、注目はチームメイトのセルジオ・ペレスがランキングで2位となるかどうかだった。

 前戦ブラジルGPを終えて、ドライバーズ選手権はペレスとフェラーリのシャルル・ルクレールが同点で並んでいた。前日の予選でフロントロウを独占したレッドブル。スタートでフェルスタッペンとペレスが1-2体制で1周目を守り切った状況を見て、レースはペレス有利に見えた。

【角田裕毅F1第22戦密着】第3スティントのタイヤ選択は「ベストな判断」ミスなく戦略を実行も、入賞にあと一歩届かず

 F1第22戦アブダビGPのスタート前の段階で、角田裕毅(アルファタウリ)の持ちタイヤはハード1セット(新品)、ミディアム1セット(新品)で、ソフトは新品が1セット、中古が4セットだった。

 角田はスタート前の段階でチームと2ストップで行くことを決めていた。そうなると、当然3セットのタイヤを履くことなり、それはソフト、ミディアム、ハードのすべてのコンパウンドを使用することを意味していた。