【角田裕毅F1第17戦密着】燃料系トラブルにより初日は17番手に終わるも、新フロントウイングは「ポジティブな印象」

 F1第17戦シンガポールGPが開幕する1週前の9月22日、アルファタウリが角田裕毅の2023年残留を発表した。

「チームが発表する数日前、いや1週間前だったかな、チームから決定を知らされました」と言う角田。1年前に残留が発表されたときは「正直、驚いた」と語っていたが、今回は「残留することにはかなりの自信がありました」と振り返った。

ガスリー、マシンから出火もケガはなし「バーベキューされた気分だったけど、大きな問題ではないよ」/F1第17戦金曜

 2022年F1シンガポールGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=9番手/2=14番手だった。

 FP2では、ピットに戻ってきた直後にマシンから出火するというアクシデントがあった。エアインテイクのそばから炎が上がり、クルーが消火器で火を消し、ガスリーはマシンから飛び降りた。幸いけが人は出なかった。

角田裕毅、燃料システムの問題で走行時間をロス「初のコースでのトラブルは痛かった。FP3で後れを取り戻す」/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=15番手/2=17番手だった。FP2では燃料システムの問題が発生したため、走行時間を大幅に失った。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは一日を振り返って、次のように語った。

「FP1では、新世代F1マシンがこのストリートサーキットのバンプでどういう挙動を見せるかについて学ぶことに集中した。ここはシーズン中、最もバンプがひどいことで知られるコースだ。AT03の開発を続け、ここには新しいフロントウイングを持ち込んだので、新ウイングの特徴についてチェックするための空力作業にも時間を費やした」

長島哲太「ライディングスタイルを調整することに集中。フィーリングはよかった」/MotoGP第17戦タイGP初日

 9月30日、2022年MotoGP第17戦タイGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、2回目がタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶の代役を務める長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合23番手で終えている。

 3戦連続開催となる初戦の第15戦アラゴンGPで、中上は転倒を喫した際に右手を負傷し、右手薬指と小指の腱の手術を受けて第16戦日本GPに挑んだが、指の状態が悪化してしまったことから休養するため欠場となった。そして代役を務めるのが、HRCのテストライダーでもあり、日本GPにはワイルドカードで参戦した長島だ。

SLRのジョン・フィリピが雨の高速戦で勝利。ネストール・ジロラミも初戴冠に王手/TCRヨーロッパ第6戦

 9月23~25日にイタリア伝統の高速トラック、モンツァで開催された2022年TCRヨーロッパ・シリーズ第6戦は、雨絡みの予選で自身約2年ぶりのポールポジションを獲得したジョン・フィリピ(セバスチャン・ローブ・レーシング/クプラ・レオン・コンペティションTCR)が、続くレース1でも一時ポジションを奪われながらも逆襲に転じ、難コンディションのなかポール・トゥ・ウインを達成。リバースグリッドのレース2は、選手権リーダーのフランコ・ジロラミ(コムトゥユーPSSチーム・アウディスポーツ/アウディRS3 LMS 2)が制し、最終戦を前にしてタイトルに王手を掛けている。