【動画】マシン炎上とWRC2新王者誕生、勝田貴元の力走も。5つの出来事で振り返るラリージャパン

 北海道で行われた2010年以来、12年ぶりの“復活”を果たし11月10~13日に愛知県と岐阜県で開催された『ラリージャパン』を振り返る動画が、WRC世界ラリー選手権の公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@wrc)で公開されている。

 動画のタイトルに『Top 5 Moments』とあるように、このムービーはWRC日本ラウンドが行われた週末において、象徴的な瞬間や出来事をピックアップしたものとなっている。その最初に登場するのは、デイ2のオープニングステージとなったSS2でクルマを壊してしまったカエタン・カエタノビッチのクラッシュシーンだ。

ヒョンデが2023年ラインアップを発表。タナクの後任は、トヨタから移籍のラッピ/WRC

 TOYOTA GAZOO Racingが2023年のラリー参戦体制を発表した11月18日、ライバル陣営であるヒョンデ・モータースポーツも、来季のWRC世界ラリー選手権における新しいドライバーラインアップを明らかにした。

 2022年ーズンのWRCでマニュファクチャラー選手権2位となったヒョンデは、昨年オフに“ダブルエース”のティエリー・ヌービル、オット・タナクと複数年契約を結んだ。しかし既報のとおり、タナクは韓国のメーカーとの契約が残っている段階でチームを離れることを決断。チームもこれを認めた。

今季初優勝狙うエバンス、2番手に後退も「まだタイム差は小さい」/WRC第13戦日本 デイ3後コメント

 11月12日(土)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技3日目が、愛知県豊田市の豊田スタジアムを中心に開催され、総合2番手につけていたヒョンデ・シェル・モビスのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に浮上した。デイ3を戦い終えたドライバーたちのコメントがトヨタ、ヒョンデ各陣営から発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

マシン炎上のソルド「できることはすべて試したが、不可能だった」/WRC第13戦日本 デイ2後コメント

 11月11日(金)、WRC世界ラリー選手権第13戦『ラリージャパン』の競技2日目が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に立った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合5番手につけている。前日のSS1から今朝のSS4にかけて、4ステージ連続で競技がキャンセルされる異例の展開となったデイ2を戦った選手たちのコメントが、各陣営から発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

SS4、SS7も中止、ラリージャパンは2日目にしてサバイバル状態。ソルド、ブリーンがリタイア。オジエも遅れる

 11月10日に開幕したWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』は競技2日目、デイ2午前のループが終了。ステージキャンセルとなったSS3を除くSS1~4までを終えた段階ではティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)とエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合トップに並んでいる。

 前日夜のSS1“Kuragaike Park”で発生した新井敏弘(シトロエンC3ラリー2)のクラッシュに始まり、ラリージャパンはアクシデントが続出している。既報のとおり、デイ2オープングのSS2“Isegami’s Tunnel 1”では、ヒョンデ・シェル・モビスWRTの“仕事人”ダニ・ソルドの車両が火災に見舞われ全焼、リタイアに。

SS2でヒョンデのダニ・ソルド車が炎上、WRC2でもクラッシュ。波乱続くラリージャパン2日目

 11月11日、『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』のデイ2で車両火災が発生。ヒョンデ・シェル・モビスWRTのダニ・ソルド駆るヒョンデi20 Nラリー1から火の手が上がった。

 前日に開幕したWRC世界ラリー選手権第13戦日本ラウンド『ラリージャパン』は、11日(金)7時過ぎからSS2“Isegami’s Tunnel 1”がスタート。TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)を先頭にデイ2が開始された。

新王者ロバンペラ「思いきりプッシュし、最後に良い結果を」/2022WRC第13戦日本 事前コメント

 北海道時代の2010年を最後に途絶えていたラリージャパンの歴史が、いまふたたび動き出す。11月10日(木)から13日(日)にかけて、2022年WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』が愛知県と岐阜県で開催される。実に12年ぶりとなるWRC日本ラウンドは、愛知県豊田市の豊田スタジアムを拠点に全19本のSSで争われる。新しい地域での新しいターマック(舗装路)ラリーであるため、誰にとっても未知の戦いとなる。そんな今季最終戦ラリージャパンを前に、最高峰ラリー1クラスを戦うトヨタ、ヒョンデ、Mスポーツ・フォードの各陣営からドライバーのプレビューコメントが届いている。

■Mスポーツ・フォードWRT

【動画】夜明け前の峠道でタイム差わずか0.3秒。ヒョンデドライバーによる好バトル/WRCスペイン

 ラリー・スペイン3日目の朝、まだ夜が開けていない暗闇のなかで行われたSS16で、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのダニ・ソルドとティエリー・ヌービル(ともにヒョンデi20 Nラリー1)がステージベストと2番手タイムを記録。当該ステージのオンボードビデオが、2台の比較映像としてWRC公式YouTubeチャンネルで公開されている。

 WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』が開催されたのは10月21~23日。この時期のヨーロッパは陽が短く、最終日のSS16は朝7時過ぎに開始されたが、辺りは暗闇に包まれていた。しかし、ラリーにおいては珍しいことではない。夜間走行でも視界を確保する“ライトポッド”と呼ばれる補助ライトを装着し、選手たちは真っ暗なステージを駆け抜けていくのだ。

オジエ「重要なのはチーム全員でタイトルを勝ちとったこと」/WRC第12戦スペイン デイ3後コメント

 10月23日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』の競技最終日デイ3が行われ、競技初日から首位を守ってきたTOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季初優勝を飾った。この結果、トヨタの2022年WRCマニュファクチャラーズタイトル獲得が決まっている。そんな今季第12戦の戦いを終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。

■Mスポーツ・フォードWRT

2番手浮上のヌービル「首位争いに残りたいと望んでいた」/WRC第12戦スペイン デイ2後コメント

 10月22日、スペイン北東部のサロウを中心に開催されているWRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』は競技2日目に突入。デイ2はガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)のアクシデントによってキャンセルされたSS11を除く、計6本のSSで争われ、総合首位に立つセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がポジションをキープした。日本人WRCドライバー勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけている。そんなラリー・スペインのデイ2後コメントが各チームから発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT