衝撃のチップ・ガナッシ同士撃ち。ジャービス/ブロンクビスト組アキュラが逆転でタイトル獲得/IMSAプチ・ル・マン

 10月1日、アメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで、2022年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦『モチュール・プチ・ル・マン』10時間レースが行われ、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)の60号車アキュラARX-05(オリバー・ジャービス/トム・ブロンクビスト/エリオ・カストロネベス)が総合優勝を飾り、ジャービスとブロンクビストが2022年シーズンのDPiドライバーズタイトルを獲得した。

 この最終戦の前までチャンピオンシップをリードしていたウェイン・テイラー・レーシング(WTR)10号車アキュラのリッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキ組(このレースではブレンドン・ハートレーが第3ドライバーとして加わっていた)は、残り14分まで60号車との直接対決を演じていたが、接触の影響でサスペンションにダメージを受け、レースをフィニッシュすることができなかった。

■残り1時間で起きたふたつのドラマ

マキシム・マルタン、プチ・ル・マンを最後に5年間在籍のアストンマーティンを離脱へ

 マキシム・マルタンは今週末、ジョージア州のロード・アトランタで開催されるモチュール・プチ・ル・マンで、アストンマーティンのファクトリードライバーとして最後のレースを戦う。

 マルタンは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の今季最終戦として実施される10時間レースに、ロマン・デ・アンジェリス、イアン・ジェームスとともにハート・オブ・レーシングチームの27号車アストンマーティン・バンテージGT3で出場する。

オーナーが一時拘束されたレーシングチーム・ネーデルランド、プチ・ル・マンを欠場を発表/IMSA

 9月27日、レーシングチーム・ネーデルランドは、チームオーナー兼ドライバーのフリッツ・バン・イアードの“個人的な事情”を理由に、今週土曜日に決勝レースが行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦プチ・ル・マンへのエントリーを取り消すと発表した。

 今シーズン、TDSレーシングが運営するオランダのLMP2チームは、バン・イアードとギド・バン・デル・ガルデ、ディラン・マリーのトリオでIMSAシリーズ内の“ミシュラン・エンデュランスカップ”に参戦。出場予定だった今週末の最終戦を前にポイントランキング2位につけていた。