【動画】10年ぶりの母国ラリー優勝をかけて戦った、ふたりのニュージーランド人WRC2ドライバー対決

 2012年以来、ニュージーランドで10年ぶりに開催されたWRC世界ラリー選手権『ラリー・ニュージーランド』のWRC2クラスでは、地元出身のヘイデン・パッドン(ヒョンデi20 Nラリー2)が優勝。このイベントでWRCデビューを飾ったシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(シュコダ・ファビアR5)がクラス3位となり、ふたりのニュージーランド人ドライバーが表彰台に立った。この両名が僅差の戦いの繰り広げた、SS16のオンボード映像がシリーズ公式YouTubeチャンネルで公開されている。

 ラリー初日からクラス首位に立ったパッドン。ヒョンデの元ワークスドライバーである彼は序盤の3ステーレジ連続ベストを皮切りに、その後もクラス2位以上のタイムを並べ、一度もクラスリーダーの座を譲ることなく地元ラリーNZで“完全優勝”を飾った。

急きょ延期となったNHKのWRC番組が10月9日放送へ。日本GPに合わせホンダF1特集の再放送も

 当初、10月2日(日)に放送が予定されていたものの、番組編成の変更により延期となっていた『WRC世界ラリー選手権2022 第6~9戦 第6戦サファリ 第8戦フィンランド』が10月9日(日)にNHK BS1で放送される。

 同番組は、ラリー競技の世界最高峰カテゴリーであるWRCのシーズンを4つのパートに分け、同シリーズをトヨタGRヤリス・ラリー1で戦うTOYOTA GAZOO Racing WRTを中心に振りかえるもの。

WRCラリージャパンを親子で楽しもう。開催市町住民対象の親子招待券プレゼント実施中

 WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の開催市町住民の親子を対象とした、サービスパーク親子招待券プレゼント・キャンペーンが、10月1日(土)より開始されている。

 ラリージャパン2022は愛知県と岐阜県の両県で、11月10日(木)から13日(日)にかけて実施されるWRC日本ラウンド。愛知県豊田市の豊田スタジアムを拠点に4日間にわたって開催される。

地元NZで10年ぶり開催。世界戦デビューのRSC王者SVGが、WRC2でいきなりの3位表彰台を獲得

 2012年以来、10年ぶりのニュージーランド開催となったWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』に向け、オーストラリアを代表するツーリングカー・シリーズ、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップで2度のタイトル獲得を経験する“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンが、旧型モデルのシュコダ・ファビアR5でWRC2クラスに参戦。畑の違うラリーの世界選手権デビューで、いきなりの3位表彰台を獲得する快走を披露した。

 RSCの強豪トリプルエイト・レースエンジニアリングのエースとして活躍し、レッドブル・アンポル・レーシングの97号車ホールデン・コモドアZBで今季もディフェンディングチャンピオンとしてシリーズを牽引するSVGは、2020年の新型コロナウイルス(COVID-19)蔓延で世界各国で巻き起こった『eスポーツ勃興期』には、世界中のバーチャルカテゴリーで躍動。

【動画】2022WRC第11戦ニュージーランド ダイジェスト

 9月29日から10月2日にかけて、ニュージーランド最大の都市オークランドを中心にWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季6勝目を飾った。これと同時に、22歳のロバンペラが史上最年少でのドライバーズタイトル獲得を確定させた同イベントのダイジェスト動画が、シリーズのYouTube公式チャンネルをはじめ、ヒョンデ、トヨタの各オフィシャルチャンネルで公開されている。

 2022年シーズン最後のグラベル(未舗装路)イベントとなったラリー・ニュージーランドは、WRCイベントとしては10年ぶりの開催となった。同イベントが行われた週末は断続的に雨が降り、コンディションは難しいものとなった。各所でアクシデントが発生するなか、今季幾度も難コンディションで強さを発揮してきたロバンペラは、ここでも持ち前のスピードを披露。デイ3に総合首位に立つと最終パワーステージも制して“フルポイントマーク”でラリーNZを制圧。今季6勝目を挙げるとともに自身初のドライバー選手権タイトルを獲得した。

ヒョンデ、オリバー・ソルベルグと2023年の契約を結ばず。経験豊富なクルーを起用する意向/WRC

 10月6日、WRC世界ラリー選手権に参戦しているヒョンデ・モータースポーツ(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)は、同チームとオリバー・ソルベルグとの間で来季の契約を結ばないことを確認した。これにより21歳のソルベルグは、ヒョンデの2023年ラインアップから外れることとなった。

 ヒョンデの育成プログラム出身ドライバーであるソルベルグは今シーズン、チームメイトのダニ・ソルドと3台目の『ヒョンデi20 Nラリー1』をシェアするかたちでシリーズのトップカテゴリーに参戦。8月に行われた第9戦イープル・ラリー・ベルギーではキャリアベストとなる総合4位フィニッシュを果たした。

WRC新王者は日本車も収集する“クルマ大好き少年”。勝田貴元が語るロバンペラの強さと素顔

 ニュージーランドの北島、オークランドを中心に開催されたWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』は歴史的なイベントとなった。10年ぶりの復活開催という意味でもそれは当てはまるが、一番の要因はWRC史上最年少チャンピオンが誕生した点だ。

 このグラベル(未舗装路)イベントで優勝し、22歳1日という若さで今季のドライバーズチャンピオンを確定させたトヨタのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)について、彼のチームメイトでありプライベートでも仲の良い勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)に、ラリー後のオンライン取材会で話を聞いた。

ラトバラも誕生日を祝福、大破のGRヤリスにオジエ唖然。厳選写真で振り返るラリーNZ:前編【WRC Topic】

2012年以来、10年ぶりにWRCイベントとして開催された『ラリー・ニュージーランド』では、WRC世界ラリー選手権の歴史に新しい1ページが加わった。何を隠そう弱冠22歳のカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、史上最年少でワールドチャンピオンに輝いたのだ。これまでの最年少レコードは故コリン・マクレーの27歳109日であったことから、トヨタの新王者はその記録を大幅に更新したことになる。今回のWRC Topicでは、この歴史的瞬間が生まれた週末のラリーを現地で取材していた、モータースポーツジャーナリスト/フォトグラファーの古賀敬介さん厳選の写真を半フォトギャラリー・半ブログ形式で紹介する。まずは前編からどうぞ。

ラリージャパン内で開催のサービスパークコンテンツが続々決定。キービジュアル第2弾も登場

 開催が約1カ月後に迫ったWRC世界ラリー選手権の日本ラウンド『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の会期中に、ラリーの拠点となるサービスパークで実施されるライブやイベントなどの各種コンテンツが発表された。

 ラリージャパン事務局は10月1日、ラリージャパン2022のPRイベントとして愛知県庁前で実施された『1Month to go! RALLY JAPAN!』において、11月10~13日に開催される本大会に関するメディア発表会を実施。この中でラリージャパン・スペシャル応援団のメンバー発表のほか、大会キービジュアル第2弾の公開、サービスパークコンテンツの実施などが明らかにされた。

【動画】サインツ、ソルベルグ、マクレーも。過去の戴冠シーンで振り返るWRC最年少王者トップ10

 10月2日、ニュージーランドでWRC世界ラリー選手権の新しいワールドチャンピオンが誕生した。元WRCドライバー、ハリ・ロバンペラの息子で、前日に22歳の誕生日を迎えたばかりのカッレ・ロバンペラがその人だ。

 22歳1日での戴冠は、半世紀の歴史を持つ選手権のなかでも群を抜く早さであり、これまでの最年少記録を5歳更新するニューレコードとなっている。そんな新記録誕生を祝して歴代のヤングWRCチャンピオンをランキング形式で振り返る動画がWRC公式YouTubeチャンネルで公開されている。