ヒョンデ勢に続き、トヨタのロバンペラにもペナルティ。SS1でのエネルギー超過/WRC第11戦

 TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラは、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』において、ハイブリッドブースト関連のタイムペナルティを受ける3人目のドライバーとなった。

 10月1日に22歳の誕生日を迎えたロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)にとって、歓迎しない“プレゼント”がもたらされた。既報のとおり、9月30日の夜遅くにヒョンデのオット・タナクとティエリー・ヌービル(ともにヒョンデi20 Nラリー1)に対し、SS1での最大使用エネルギー量の超過による5秒加算ペナルティが科せられたが、同様の処分がトヨタの最年少チャンピオン候補にも下ることとなった。

オジエ「ウイングがない状態での走りはかなり大変だった」/WRC第11戦ラリーNZ デイ2後コメント

 9月30日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』の競技2日目はSS2~7が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が2日続けて総合首位となった。しかし、同日夜遅くにタナクに5秒加算ペナルティが下ったため、総合2番手につけたエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が新たなラリーリーダーとなっている。そんなデイ2終了時点のドライバーコメントが各陣営より発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

首位タナクとヌービル、ヒョンデの2台にペナルティ。トヨタのエバンスがトップ浮上/WRC第11戦

 9月30日、同日に開催されたWRC世界ラリー選手権第11戦ラリー・ニュージーランドのデイ2を総合首位で終えたオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)と、チームメイトのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)にタイムペナルティが科せられた。これにより土曜日のデイ3を前に、ラリーリーダーがTOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)に替わっている。

 ヒョンデ・シェル・モビスWRTの“ダブルエース”は、ともに同じ違反行為によって5秒加算ペナルティを受けた。30日(金)夜遅くに行われたスチュワードの公聴会で、両者のマシンが前日29日(木)に実施されたSS1において、ハイブリッドブーストの使用時に放出されたエネルギーが当該ステージで許容される最大値240kJをわずかに超えていたことが確認された。

タナクが2日続けてリードも、トヨタのエバンスが僅差で追う展開に/WRCニュージーランド

 9月30日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』の競技2日目、今大会最長となるステージ合計距離158.56kmで争われたデイ2はSS2~7が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が2日続けて総合首位となった。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけている。

 前日の29日(木)にサービスパークが置かれるオークランドで開幕したラリー・ニュージーランドの2日目。本格的なグラベル(未舗装路)ラリーがスタートしたこの日は、降雨によるコンディションの変化が選手たちを悩ませた。

【順位結果】2022年WRC第11戦ニュージーランド SS7後

 9月30日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』の競技2日目、今大会最長となるステージ合計距離158.56kmで争われたデイ2はSS2~7が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が2日続けて総合首位となった。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけている。

■2022年WRC世界ラリー選手権第11戦ラリー・ニュージーランド暫定結果 SS7後

ラリージャパン2022 サービスパーク招待券プレゼント企画を実施。10月3日から応募スタート

 2022年11月10日(木)〜11月13日(日)の4日間、FIA世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイト・ラリージャパン2022が愛知県・岐阜県の両県で開催される。このWRC第13戦日本ラウンドの『サービスパーク招待券』を三栄関連自動車媒体の読者の皆様向けに、総勢200組400名分をプレゼント。応募期間は2022年10月3日(月)〜10月28日(金)。応募サイトは三栄IDhttps://id.san-ei-corp.co.jp/survey/entry/123
 

王者RXRを撃破し、ルイス・ハミルトン率いるX44が今季初優勝/エクストリームE第4戦

 シリーズ史上初の南米大陸決戦となった電動オフロード選手権、エクストリームE第4戦『アントファガスタ・ミネラルズ・カッパーX Prix』は、同イベントよりエントリー名を改称したF1王者ルイス・ハミルトン率いるX44ヴィダ・カーボン・レーシングのセバスチャン・ローブ/クリスティーナ・グティエレス組が、トップチェッカーを受けたNEOMマクラーレン・エクストリームEのペナルティにより今季初勝利を獲得。

 一方で、ニコ・ ロズベルグ創設の初代王者ロズベルグ・Xレーシング(RXR)は、選手権リーダーとして予選最速を記録したものの、ファイナルを前に技術的な問題が発生し、タイトル獲得のチャンスを逸する結果となった。

勝田貴元、トヨタ勢最上位の4番手でラリー・ニュージーランド初日を走破/WRC第11戦

 9月29日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』が開幕した。初日のデイ1はラリーの拠点となるオークランドでSS1が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5番手、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合6位、セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけた。

 また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションからの出場となっている勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は、トヨタGRヤリス・ラリー1勢最上位となる総合4番手で競技初日を終えている。

10年ぶりのWRCラリー・ニュージーランド開幕。初日首位はタナク、勝田貴元が4番手

 ニュージーランド最大の都市、オークランドを中心に開催されるWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』が9月29日に開幕。同日、競技初日のSS1が行わられ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)がトップタイムをマークし、デイ1総合首位となった。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合4番手につけている。

 2012年を最後に途絶えていたWRCニュージーランド・ラウンドが復活を果たした。シーズン終盤の第11戦のスロットに入った同イベントは29日に開幕し、シェイクダウンとセレモニアルスタートに続き、オークランドの歴史博物館の敷地内に設定された、全長1.78kmのショートターマック(舗装路)でオープニングステージとなるSS1が行われた。

【順位結果】2022年WRC第11戦ニュージーランド SS1後

 ニュージーランド最大の都市、オークランドを中心に開催されるWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』が9月29日に開幕。同日、競技初日のSS1が行わられ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)がトップタイムをマークし、デイ1総合首位となった。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合4番手につけている。

■2022年WRC世界ラリー選手権第11戦ラリー・ニュージーランド暫定結果 SS1後