専有走行で流れはインパルに? 仁義なき“チームタイトル争い”プレビュー/SF第9・10戦鈴鹿

 前戦もてぎに続き、今回も1ウイーク2レース制で開催される全日本スーパーフォーミュラ選手権の第9戦・第10戦。毎年ドライバータイトル争いに注目が集まる最終大会だが、今回は同時にチームタイトルも決定する週末となり、こちらも最後まで目が離せない“王座決定戦”が繰り広げられようとしている。

 注目の週末を占う上で重要な要素のひとつとなる10月28日金曜日の専有走行では、チームタイトルを争う2チームの明暗が分かれる結果となった。

スーパーフォーミュラ新エアロは「最終形ではない」とJRP上野社長。導入時期などは12月に発表へ

 日本レースプロモーション(JRP)は10月28日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第9・10戦の週末を前に三重県の鈴鹿サーキットで定例会見を開き、今季続けてきた次世代車両開発の総括や、今後に向けた動きを報告した。

■接近戦実現で「バトルできる場所が変わる」

スーパーフォーミュラ最終大会JAF鈴鹿グランプリが開幕。専有走行は大湯都史樹がトップタイム

 10月28日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦/第10戦・第21回JAF鈴鹿グランプリは走行初日を迎え、13時30分から1時間30分の専有走行が行われた。この時季らしからぬ汗ばむ陽気のなか、週末の2レースに向けて21台の車両が精力的に周回を重ね、終盤には大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が1分37秒487を記録しトップで走行を終えた。

【タイム結果】2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第9・10戦 金曜専有走行

 10月28日、週末の第9・10戦を前にした全日本スーパーフォーミュラ選手権の金曜専有走行が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が最速タイムをマークした。

野尻智紀、逆転される可能性を踏まえ「だいぶピリピリしている」/SF第9戦&第10戦鈴鹿金曜会見

 2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終大会となる第9戦/第10戦『第21回JAF鈴鹿グランプリ』のレースウイーク初日となった10月28日、舞台となる鈴鹿サーキットにて最終戦恒例の『金曜会見』が行われ、シリーズタイトルを争う野尻智紀(TEAM MUGEN)、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)、平川亮(carenex TEAM IMPUL)が登壇。それぞれシリーズタイトルへの思いを語った。

スーパーフォーミュラ新エアロに開発ドライバーが好感触「想像より近づけた」「S字でラインがクロスしても平気」

 10月26〜27日、全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする株式会社日本レースプロモーション(JRP)は、三重県の鈴鹿サーキットにおいて、6回⽬となるカーボンニュートラル(CN)開発テスト(次世代車両開発テスト)を行った。

 今回のテストでは、これまでのテストで得られたデータを元に、ドライバーの⼒がより発揮できるようエアロダイナミクスを改善した新しいボディーワークを装着した2台の開発車両により、⾛⾏評価が行われた。

スーパーフォーミュラ、マイクロンの高性能ストレージ技術活用を発表。ファンの体験価値向上に繋げる

 10月27日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は、同選手権のデジタルシフトを進めるため、アメリカの大手半導体企業であるマイクロン株式会社の高性能ストレージ技術の活用を開始したと発表した。

 アメリカ・アイダホ州を本拠地とするマイクロンは『クルーシャル(Crucial)』のブランドでSSDやメモリーなど半導体製品を手がけている。なかでも車載メモリの分野ではワールドシェアトップを誇る。

【フォトギャラリー】新ボディワーク導入のスーパーフォーミュラ次世代車両開発テスト/10月26日

 10月26日(水)、三重県の鈴鹿サーキットで、全日本スーパーフォーミュラ選手権がかねてから開発を続けてきた新エアロパッケージをまとった次世代車両(開発テスト車両)が、既報のとおり国内で初めて走行した。

 現在シリーズで使用されているダラーラSF19とはまったく異なる外観を持つこの次世代車両とテストの模様を、ディテールカットも交え、写真でお届けしよう。

スーパーフォーミュラ次世代車両がついに全貌を現す。新ボディワークでのテストがスタート

 10月26日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権の次世代車両開発テストが開始され、新たな空力パッケージを装着した2台の開発車両が初めて日本のサーキットに登場、そのディテールが明らかとなった。

【中野信治のF1分析/第18戦日本GP後編】奇跡の連続となった決勝日。『ホンダの想い』鈴鹿でついに結実

ついに実現した3年ぶりのF1日本GP、前編につづき、後編は決勝レースを中心に、元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点で振り返ります。フェルスタッペンの連覇決定のドタバタ、雨の中で3時間応援してくれた日本のファンへの感謝、そして初の母国グランプリとなった角田裕毅についてお届けします。