2022年F1メキシコGP決勝で、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは10位を獲得、第9戦カナダGP以来の入賞を果たした
■バルテリ・ボッタス(アルファロメオ・F1チーム・オーレン)
決勝=10位
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
2022年F1メキシコGP決勝で、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは10位を獲得、第9戦カナダGP以来の入賞を果たした
■バルテリ・ボッタス(アルファロメオ・F1チーム・オーレン)
決勝=10位
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
2022年F1メキシコGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは6位、カルロス・サインツは5位だった。7番グリッドのルクレールは1周目に6番手に上がり、5番グリッドのサインツはポジションをキープ。2台は前のグループについていくことはできなかったが、後ろのグループには十分なギャップを築き、1周目に走っていたポジションでフィニッシュした。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、F1メキシコGP決勝レースをポールポジションからスタートした。レッドブルにとっては、2018年のダニエル・リカルド以来4年ぶり、ホンダにとっては1990年のゲルハルト・ベルガー以来32年ぶりの快挙となった。
しかし、ポールポジションからスタートするフェルスタッペンにとって、メキシコGPには不吉なデータがあった。それは、ポールシッターは2016年を最後にレースで勝てていないということだ。この間、フェルスタッペンは3勝しているが、2017年と2018年は2番手、2021年は3番手といずれもポールポジション以外からの逆転勝利だった。
2022年F1メキシコGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは2番グリッドから4位でフィニッシュした。スタート直後、ポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)には届かず、3番手スタートのルイス・ハミルトンに抜かれた後、4番手スタートのセルジオ・ペレス(レッドブル)の後ろに落ちてしまった。
4番手を走り続けた後、上位勢のなかでは最後にピットストップ。ラッセルはソフトタイヤへの交換を望んでいたが、チームはハードを選択。ミディアムで前を走るペレスのペースが終盤落ちてくることを期待しての決断だった。しかし結局ラッセルはペレスに追いつくことができず、フリーストップを得られる状況だったため、71周のレースの69周目にソフトタイヤに履き替えて、ファステストラップを記録した。
2022年F1メキシコGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2位表彰台を獲得した。3番グリッドからミディアムタイヤを選択し、スタート直後にチームメイトのジョージ・ラッセルをかわして2番手に上がり、ソフトタイヤスタートでレースをリードするフェルスタッペンのすぐ後ろを走り続けた。その後、フェルスタッペンはソフトからミディアムに交換、2回ストップかと思われた。一方でハミルトンはミディアムからハードに交換し、1回ストップを目指した。チームとしては、終盤、フェルスタッペンが再度タイヤ交換を行うか、タイヤが終わってしまうことを期待していたわけだが、フェルスタッペンはハードタイヤのハミルトンとのギャップを拡大していき、余裕で1ストップで走り切った。
F1第20戦メキシコGPのスタートでソフトタイヤを選択した角田裕毅(アルファタウリ)。トップ3チーム以外でソフトをスタートタイヤに選択したドライバーは、角田を含めて14人中4人だけ。リスクを覚悟で、角田は勝負に出た。その勝負とは、ソフトタイヤのグリップ力を活かして、スタート直後にポジションを上げることだった。
角田とアルファタウリはこの日のレースが1ストップになる可能性が高いと感じていた。そうなれば、ピットストップを利用した順位変更は簡単ではない。さらに1ストップになれば、各スティントが長くなるため、タイヤのマネージメントが重要になり、オーバーテイクを仕掛けづらくなるからだ。
2022年F1メキシコGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは、ホームグランプリで3位表彰台を獲得した。2番グリッドのジョージ・ラッセル(メルセデス)がスタート直後のバトルのなかで後退したことから、4番グリッドのペレスは1周目に3番手に浮上。その後、ピットストップでミディアムタイヤに履き替える際に、左リヤの装着に時間がかかり、時間を失った。上位勢全員がピットストップを行った段階で、ペレスは変わらず3番手。前を行くルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜くにはいたらず、3位でレースを締めくくった。
2022年F1メキシコGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシーズン14勝目を挙げた。これは1シーズン中の勝利数としては単独トップにあたる。また、今回でポイントは416点となり、シーズン最多ポイントの記録も更新した。
ポールポジションからリードを保ってソフトタイヤでファーストスティントを走行。2番手でミディアムタイヤのルイス・ハミルトン(メルセデス)より早い25周目に、フェルスタッペンはミディアムに交換した。その後、ハードに履きかえたハミルトンとのギャップを少しずつ拡大し、フェルスタッペンは1回ストップで勝利を飾った。
2022年F1メキシコGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はアクシデントにより50周でリタイアした。13番グリッドから1周目に11番手に上がり、ファーストスティントはそのポジションを維持。タイヤ交換の後、16番手からポジションを上げていき、46周目には11番手を走っていた。しかし後方からソフトタイヤでプッシュしてきたリカルドが、角田をオーバーテイクしようとした際に接触。角田はマシンにダメージを受けてピットインし、そのままリタイアしなければならなかった。
2022年F1第20戦メキシコGPの決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝した。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)はリタイアだった。
1962年に第1回大会が開かれたメキシコGPは、60年目の節目を迎えた。決勝当日のエルマノス・ロドリゲス・サーキットはやや雲の多い天候。現地時間午後2時からの決勝中の降水確率は40%。雨が降るかどうかは、微妙なところだ。気温24度、路面温度は44.9度まで上がっており、前日の予選と同じような暑さだ。