最終戦はプジョー9X8がワン・ツー発進。トヨタは3&5番手/WEC第6戦バーレーンFP1

 WEC世界耐久選手権は11月10日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで2022年第6戦のフリープラクティス1のセッションを行い、プジョー・トタルエナジーズの93号車プジョー9X8(ポール・ディ・レスタ/ミケル・イェンセン/ジャン・エリック・ベルニュ)がトップタイムをマークした。

 前戦の第5戦富士6時間レースからおよそ2カ月のインターバルを挟み、2022年のWECはいよいよすべてのタイトルが決する最終ラウンドを迎えた。この最終戦は例年どおり土曜日の午後〜夜にかけて決勝レースが行われるため、予選は金曜日、走行開始は木曜日というスケジュールが採用されている。

【タイム結果】2022年WEC第6戦バーレーン FP1

 11月10日(木)、バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで2022年WEC世界耐久選手権第6戦『バーレーン8時間レース』が開幕した。最初の走行セッションとなったフリープラクティス1は現地時間12時15分からの90分間行われ、プジョー・トタルエナジーズの93号車プジョー9X8(ポール・ディ・レスタ/ミケル・イェンセン/ジャン・エリック・ベルニュ)が最速タイムをマークしている。

■2022年WEC世界耐久選手権第6戦バーレーン8時間レース フリープラクティス1回目結果

トヨタとタイトルを争うアルピーヌ「チャンスをものにする準備はできている」とラピエール/WECバーレーン

 WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ・エルフ・チームのドライバー、ニコラ・ラピエールは、トヨタGAZOO Racingとのタイトルをかけた最終決戦となる2022年第6戦バーレーン8時間レースに向けて「戦う準備はできている」と語っている。

 36号車アルピーヌA480・ギブソンをドライブするラピエールとアンドレ・ネグラオ、マシュー・バキシビエールの3人は、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮からなるトヨタ8号車と同ポイントで並び、11月12日に決勝が行われるシーズン最終戦へと臨む。

トヨタがエンジニアを変更。妻の出産が迫るドライバーetc.【WECバーレーン水曜Topics】

 11月9日(水)、バーレーン・インターナショナル・サーキットは、WEC世界耐久選手権第6戦『バーレーン8時間』レースの走行前日を迎えた。いよいよ2022年最終戦、すべてのタイトルが決する舞台とあってパドックの緊張感は高まりつつあるようだが、水曜日のサーキットでは関係者が皆、空を見上げていたという。

 そんなバーレーンから、走行前日に得られた各種トピックスをお届けする。すでに来季に向けても、いろいろと動き出しているようだ。

■サーキットに響く轟音の正体

注目はトヨタとアルピーヌの同点対決。最終レースのGTEプロも激戦必至【スケジュール&基本情報/WEC第6戦バーレーン】

 全6戦で争われる2022年のWEC世界耐久選手権は、いよいよ最終戦のバーレーン8時間レースを迎える。すべてのクラスのタイトルが決まる第6戦は11月10〜12日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。決勝は現地時間の土曜午後スタート、夜を迎えてのフィニッシュとなる。

プジョー9X8は軽量化、トヨタは出力微減の調整。WEC最終戦バーレーンのBoPが発表

 今週11月10日に開幕するWEC世界耐久選手権2022年シーズンのフィナーレに向け、ハイパーカークラスとLMGTEクラスのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)が発表された。トップクラスを戦う『プジョー9X8』は、第6戦バーレーンで軽量化が認められた一方、前戦富士6時間レースで圧勝したトヨタのハイパーカーは若干の出力制限を受けている。

 FIA国際自動車連盟が発表したハイパーカーBoPテーブルによると、プジョーの最低重量は1049kgとなっており、第5戦富士の設定から12kgの軽量化が図られている。一方、“ウイングレス”のハイパーカーはスティントあたりの最大エネルギー量が1MJ減り908MJとなった。

緊迫の“同点決戦”に臨むトヨタ「気持ちを楽にして、レースウイークを迎える」と平川亮/WEC第6戦

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は11月10日(木)から12日(土)にかけて中東バーレーンで行われるWEC世界耐久選手権の2022年最終戦、第6戦バーレーン8時間レースで、シリーズタイトルをかけた大一番に臨む。

 WECのハイパーカーカテゴリーは、今季ここまで5戦にわたる激戦を続けられてきたが、マニュファクチャラーとドライバーのチャンピオン争いは、共にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される最終戦へと持ち込まれた。

最終戦バーレーンの最新エントリーリスト発表。グンナー・ジャネットが3年ぶりにWEC復帰へ

 WEC世界耐久選手権は10月26日、来月開催される2022年シーズン最終戦『バーレーン8時間レース』の最新エントリーリストを発表した。この中では暫定リストからいくつかの変更があり、グンナー・ジャネットのシリーズ復帰などが確認できる。

 ジャネットは、LMGTEアマクラスを戦うチーム・プロジェクト1の一員としてドライバーリストに名を連ね、11月9~11日に行われる第6戦バーレーンでWECに復帰することになった。この40歳のアメリカ人ドライバーはP.J.ハイエット(フィリップ・ハイエット)、ベン・バーニコートとともに56号車ポルシェ911 RSR-19をシェアする。

ロシターと交代。プジョー加入のニコ・ミューラー、WEC最終戦でのハイパーカーデビューが決定

 プジョーは、11月10~12日に開催されるWEC世界耐久選手権のシーズンファイナルで、新加入のニコ・ミューラーがフランスのLMH(ル・マン・ハイパーカー)メーカーからデビューすることを確認した。

 Sportscar365が以前報じたように、先月プジョーに加入し2023年のレースシートを獲得した元アウディワークスドライバーであるミューラーは、来月のバーレーン8時間レースでジェームス・ロシターに代わって94号車のプジョー9X8をドライブすることになった。