サインツ予選4番手「途中まではポールを獲れそうだったから悔しい」フェラーリ/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、フェラーリのカルロス・サインツは4番手だった。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 3番手(1分58秒848:インターミディエイトタイヤ/12周)
予選 4番手(Q1=5番手1分54秒559:インターミディエイトタイヤ/Q2=6番手1分53秒219:インターミディエイトタイヤ/Q3=4番手1分49秒583:ソフトタイヤ)

ハミルトン、0.054秒差の予選3番手「ポールに届かなかったが満足感はある」ピアス着用の件はチームへの罰金で決着

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは今シーズンベストの3番手だった。シャルル・ルクレール(フェラーリ)のポールポジションタイムとは0.054秒差、セルジオ・ペレス(レッドブル)の2番手タイムとは0.032秒差という僅差だった。

 なお、ハミルトンが競技中にジュエリー(鼻ピアス)を装着するというレギュレーション違反を犯していたとしてスチュワードが調査を行った。ハミルトンは、医師から医学的な理由から当分ピアスを装着したままにするようアドバイスを受けたと説明、医師からの報告書を提出したため、スチュワードはこれを受け入れ、処分を科さないことを決めた。一方で、チームはハミルトンがジュエリーを装着しているかどうかを事前に確認せず、FIAに正しい報告をしなかったとして、25,000ユーロ(約350万円)の罰金を科した。

レッドブル&HRC密着:まさかの燃料不足でアタック断念。チームはフェルスタッペンのピットレーンスタート回避を優先

 F1第17戦シンガポールGPの予選Q3。セクター2を通過した段階で、暫定ポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)に対して、コンマ7秒上回る走りを披露してセクター3に入ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。ところが、フェルスタッペンはセクター3の途中でアクセルをバックオフ。そのままアタックを続けた最後のラップでも、ルクレールをさらに大きく上回る区間タイムでセクター2を通過していたにも関わらず、今度はピットイン。まともなアタックができなかったフェルスタッペンは結局、8番手に終わった。

 なぜ、最後の2周、フェルスタッペンはアタックを完結しなかったのか。フェルスタッペンはその理由を次のように語った。

ペレス予選2番手「最悪の金曜からうまく挽回できた。優勝するために全力を尽くす」レッドブル/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは2番手だった。シャルル・ルクレール(フェラーリ)のポールポジションタイムとはわずか0.022秒差だった。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分59秒526:インターミディエイトタイヤ/11周)
予選 2番手(Q1=4番手1分54秒404:インターミディエイトタイヤ/Q2=4番手1分52秒818:インターミディエイトタイヤ/Q3=2番手1分49秒434:ソフトタイヤ)

【角田裕毅F1第16戦密着】予選に向けてセットアップを再調整。苦手だったインターミディエイトは「強みになった」

 昨年、アルファタウリと角田裕毅は、ウエットコンディションを苦手としていた。2日目のF1第17戦シンガポールGPは、セッション前に雨が降り、ウエットコンディションのなかで行われた。フリー走行3回目でのアルファタウリの2台はピエール・ガスリーが13番手、角田は15番手に終わった。

 しかし、これはまだ新しいフロントウイングをウエットコンディション下でうまく機能させずにいたからだった。

ポールのルクレール「勝利を逃した2019年の悔しさは忘れられない。明日は絶対に勝ちたい」フェラーリ/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは今季9回目、通算18回目のポールポジションを獲得した。2番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)とは0.022秒差、3番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)とは0.054秒差と、Q3でのポール争いは非常に熾烈なものだった。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 1番手(1分57秒782:インターミディエイトタイヤ/11周)
予選 1番手(Q1=3番手1分54秒129:インターミディエイトタイヤ/Q2=1番手1分52秒343:インターミディエイトタイヤ/Q3=1番手1分49秒412:ソフトタイヤ)

フェルスタッペンがチームに激怒。燃料不足で予選8番手に「ポールの可能性を失った。あってはならないミス」F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはQ3終盤、燃料不足のためアタックラップを諦めなければならず、8番手に沈んだ。

 ウエットから路面が乾いていくコンディションのなか、Q3ではほぼ全員が最初からソフトタイヤに履き替えてアタックした。ソフトタイヤで走り続けたフェルスタッペンは、終盤のラップで、セクター1、セクター2と最速タイムを出した後、セクター3でタイムを落とし、その後、路面が最もドライの状態の最終盤の1周にすべてをかけようとするが、突然チームの指示により、そのラップを走り終えることなくピットに入った。そのため、フェルスタッペンは、まさかの8番手に終わった。

角田裕毅10番手「ソフトであと1周走れればもっと速いタイムを出せた。それでも満足の予選」/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

 ウエットから路面が乾いていくコンディションのなか、Q3では大部分のドライバーが最初のランからソフトタイヤに履き替えてアタックした。そのなかで角田はインターミディエイトで最初のランを走り、序盤は上位につけていたが、徐々にポジションを落とし、セッション終盤の2回目のランはソフトタイヤに履き替えた。自己ベストタイムを大幅に更新した角田だったが、他ドライバーたちには届かず、10番手という結果になった。

難コンディションでルクレールが2戦連続のポール。角田10番手、フェルスタッペンは計測取りやめ8番手【予選レポート/F1第17戦】

 2022年F1第17戦シンガポールGPの予選が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は10番手だった。

 シンガポールGPの2日目の夕方に行われたFP3は激しい雨に見舞われ、30分だけの走行。しかもウエット路面というコンディションだった。その後天気は好転したものの、現地時間午後9時からの予選Q1は、まだ路面がところどころ濡れており、全車がインターミディエイトタイヤを装着した。周回を重ねるごとにコンディションが改善する状況で、走行タイミングが明暗を分けそうだ。