【動画】ハースF1のふたりがキットカットの味当てに挑戦。ある理由で「抹茶だけはわかる」マグヌッセン

 ハースF1のケビン・マグヌッセンとミック・シューマッハーがF1日本GPで挑戦したのは、あの『キットカット』のテイスティングだ。6種類の日本限定フレーバーからふたりのお気に入りは見つかったのだろうか。ハースが公式YouTubeチャンネルに動画を公開した。

父ヨスの厳しい教育とマックス自身の貪欲さ。新時代のF1王者フェルスタッペンを生んだキャリア育成回顧集

 10月9日に3年ぶり開催されたF1日本GPでは、今シーズン圧倒的な強さを誇ってきたレッドブルのマックス・フェルスタッペンがドライバーズ・チャンピオンシップを決定。雨に見舞われた短縮レースとはいえ、レースを圧倒し昨年に続き2連覇を成し遂げたその走りは、F1におけるフェルスタッペン時代の幕開けを感じさせた。

 そのフェルスタッペン2連覇を記念して、『F1速報』では臨時増刊「2022フェルスタッペン、ワールドチャンピオン獲得記念号」を刊行。F1界を革命するフェルスタッペンのキャリアとその優れた天性を特集している。今回は、そのなかから父親であり元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンによるマックスのキャリア育成についての回顧集をお届けする。

トロロッソF1でのフェルスタッペンとサインツは「関係がよくなかった」とマルコ。父親同士も不仲に

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブルでのダニール・クビアトがいかに不安定だったかということと、2016年前半のドライバー交代がフェルスタッペンとカルロス・サインツ陣営の緊張の沈静化につながったことを明かした。

 2016年シーズンに入ってたった4戦を終えたところで、マルコはクビアトをトロロッソに降格させ、レッドブル・レーシングには彼の代わりにマックス・フェルスタッペンを登用することを選んだ。クビアトはソチで行われたホームレースで、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに接触したことで批判された。このインシデントによってレッドブルがドライバーの交代を決定したと考えられている。

【中野信治のF1分析/第18戦日本GP前編】鈴鹿でナーバスに見えたレッドブル。デ・フリースの加入と角田裕毅の関係性

2022年シーズンのF1は新規定によるマシンの導入で勢力図もレース展開も昨年から大きく変更。その世界最高峰のトップバトルの詳細、そして日本期待の角田裕毅の2年目の活躍を元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点で振り返ります。今回はついに実現した3年ぶりの開催となるF1日本GPについて。前編は中野氏が現場で感じた3年ぶりのF1鈴鹿、そして予選で注目を浴びたベッテル、さらに日本GP中に発表されたガスリーのアルピーヌへの移籍とデ・フリースのアルファタウリ加入についてお伝えします。

ケビン・マグヌッセン、父ヤンと再タッグ。フェラーリGT3でガルフ12時間参戦へ/IGTC

 ハースF1チームのケビン・マグヌッセンと、その父でル・マン24時間レースのクラス優勝経験をもつヤン・マグヌッセンが、MDKモータースポーツからガルフ12時間レースに参戦することが決まった。マグヌッセン親子は同チームのオーナー兼ドライバーであるマーク・クヴァムとチームを組み、フェラーリ488 GT3エボをシェアする予定だ。

 ガルフ12時間はIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの今季最終戦として12月9~11日、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催される耐久レースだ。2021年から今季初めにかけてスポーツカードライバーとして活動したケビンにとっては、1月のデイトナ24時間以来のGTレースとなる。

創造性を働かせ“エルゴノミクス”に取り組んだハミルトン。マクラーレンF1時代からステアリングなどを改善

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、かつてF1の基本的なコンポーネントのデザインを変えるために自分の想像力を活用したと述べている。その変更点は、それ以来F1に広まっている。

 ハミルトンは2007年にマクラーレンからF1デビューを果たし、開幕から5戦連続でトップ3フィニッシュを飾ると、カナダGPで初優勝を記録した。ハミルトンは卓越したスキルと才能を見せて記録を残す一方で、マクラーレンのエンジニアたちと緊密に協力し、マシンのエルゴノミクスを彼の好みに合わせて微調整していた。

F1技術解説:日本GP(1)7連敗のフェラーリが否定する新型フロア失敗説

 2022年F1第18戦日本GPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。今回は、フェラーリがレッドブルに全く太刀打ちできなかった理由を探る。

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 3年ぶりに行われた日本GPの舞台、鈴鹿サーキットでも、フェラーリF1-75はレッドブルRB18に対してなすすべもなかった。これでレッドブルは、直近7戦を全て勝利した。なぜフェラーリは、ここまで大きく差をつけられてしまったのだろう。

信頼を置くデ・フリースのF1昇格を喜ぶメルセデス。知識やデータをアルファタウリへ持ち込むことを懸念せず

 メルセデスは、ニック・デ・フリースがF1でフルタイムのシートを得たことを喜んでいる。しかしテクニカルディレクターのマイク・エリオットは、デ・フリースがメルセデスで蓄えた知識は、彼の将来の雇用者であるレッドブルに利益をもたらすことはないだろうと述べている。

 メルセデスのリザーブドライバーとして、デ・フリースは多くのレースウイークをチームのガレージで過ごし、テクニカルブリーフィングにも出席してきた。しかし日本GPを前に、デ・フリースが2023年にアルファタウリに移籍する発表が行われると、メルセデスの技術データへのアクセスは必然的に制限された。

【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:日本GP】入賞につながらなくても大きな成長が見えた。新チームメイトに負けるな!

 2022年、アルファタウリの角田裕毅は、F1での2シーズン目を戦っている。昨年に続き、エディ・エディントン氏が、グランプリウイークエンドを通して角田の動きをくまなくチェックし、豊富な経験をもとに、彼の成長ぶり、あるいはどこに課題があるのかを忌憚なく指摘する。今回は2022年F1第17戦シンガポールGP、第18戦日本GPについて語ってもらった。

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「ラッキーなことが起こるなら、アレックス・アルボンの方に起こればよかったのに」と、今はウイリアムズに関わっている旧友が言った。F1日本GPの数時間後の会話だ。まあ、彼の気持ちも分かる。せっかくアルボンが得意としているレースコンディションになり、大量得点を期待していたのに、アルボンはアクシデントが原因で1周目にリタイアしてしまったのだ。