キャシディ、レッドブルの地元で2勝目飾る。プライニングはうれしい母国優勝/DTM第7ラウンド

 9月24~25日、DTMドイツ・ツーリングカー選手権の第7ラウンドがオーストリアのレッドブルリンクで行われ、ニック・キャシディ(アルファタウリ・AFコルセ/フェラーリ488 GT3エボ)がレース1/第13戦で2022年シーズン2勝目をマーク。日曜のレース2/第14戦ではトーマス・プライニング(KUSチーム・ベルンハルト/ポルシェ911 GT3 R)が母国ウインを達成した。

 全8ラウンドで争われているシーズンの終盤戦。スパ・フランコルシャンで行われた第6ラウンドから1週間のインターバルを置いて開催された今ラウンドでは、前戦スパで今季初優勝を飾ったキャシディが2戦連続優勝を果たした。

WRTペアがスプリントカップ3連覇。雨のレース2では劇的な逆転勝利も/GTWCヨーロッパ第9戦

 9月17~18日、バレンシア・サーキットでファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第9戦が行われ、土曜のレース1はシルバーカップエントリーの53号車フェラーリ488 GT3エボ(AFコルセ)を駆るユリース・ド・ポー/ピエール-アレクサンドル・ジョン組がポール・トゥ・ウインで今季2勝目をマーク。ウエットレースとなった日曜のレース2は、前日にスプリントカップ3連覇を決めた32号車アウディR8 LMSエボII(チームWRT)のシャルル・ウィーツ/ドリス・ファントール組が、ファイナルラップでトップを奪う逆転劇で今季最後の60分スプリントを締めくくってみせた。

 年間5戦で争われるスプリントカップ最終戦の舞台は、スペインのバレンシア。土日の2日間で天候が様変わりした週末最初のレースは、第6戦ミサノでシルバーカップクラスのスプリントカップ王者を決めたAFコルセのペアが速さをみせた。

2023年スパ24時間の日程が変更。F1ベルギーGPとの重複により4週間前倒しで開催へ

 9月20日、SROモータースポーツ・グループは、クラウドストライク・スパ24時間レースの開催日を4週間前倒しする変更を含む、新しいファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの2023年カレンダーを発表した。

 スパ24時間は当初7月28~30日のスロットに入っていたが、同じ週末にF1ベルギーGPが開催されることとなったため、日程を調整する必要に迫られた。この結果、GTWCヨーロッパとIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの“シーズンハイライト”に位置づけられる24時間レースは、6月29日から7月2日にかけて行われることになっている。

ニュルブルクリンク12時間はファルケンポルシェが総合優勝。住友ゴムがNLSで2連勝飾る

 9月10〜11日にドイツ・ニュルブルクリンクを舞台に繰り広げられるニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の第5戦『ニュルブルクリンク12時間』が行われ、住友ゴム工業/ファルケンのワークスチームFalken Motorsports(ファルケン・モータースポーツ)の3号車ポルシェ911 GT3 R(ジョエル・エリクソン/スヴェン・ミュラー/ジャクソン・エヴァンス/アレッシオ・ピカリエッロ)が総合優勝。7月9日に開催された第4戦に続くNLS連勝を飾った。