ランボルギーニがアイアン・リンクスと提携。LMDhの公式運営チームとして2024年WEC&IMSAに参戦へ

 ランボルギーニは11月5日、2024年から始まるWEC世界耐久選手権およびIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権におけるLMDhプログラムで、アイアン・リンクスが公式運営チームとなることを発表した。

 アイアン・リンクスはこれまで、フェラーリとともにWEC、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、ファナテックGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSなどのGTレースを戦ってきており、2021年のスパ24時間レースでは優勝も果たしているが、トップレベルのスポーツカーレースへのデビューにおいては、新たなマニュファクチャラーと手を組むこととなった。

『F1参入、脱プロト』でドライバー流出が止まらないアウディスポーツ「チャンスを奪うわけにはいかなかった」

 2026年からのF1世界選手権への参入、それを受けたLMDh開発プログラムの中止により、相次いでワークスドライバーが流失しているアウディスポーツ。ヨーロッパのパドックではさまざまな噂がささやかれる中、アウディスポーツのカスタマーレーシング代表、クリストファー・ラインケに、今季の活動や噂の真意について直撃した。

■量産終了のR8、『Evo3』アップデートはあり得る

MSRに最強助っ人ふたたび。カストロネベス、パジェノーを起用しデイトナ連覇を目指す/IMSA

 エリオ・カストロネベスとシモン・パジェノーは、2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のドライバーとして、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)から来季第1戦デイトナ24時間レースに出場する。また、カストロネベスはデイトナ以外にも3つある長距離イベントにも同チームから参加することが決定した。

 MSRのパイロットとしてNTTインディカー・シリーズに参戦している両名は、ウェザーテック選手権のフルシーズン・ドライバーであるトム・ブロンクビストと未発表のもうひとりとともに、同チームの新型LMDhマシン『アキュラARX-06』でデイトナ大会に参戦する。

ユナイテッド・オートスポーツ、2023年のIMSA参戦は計画なし。アルピーヌとの関与も否定的

 ユナイテッド・オートスポーツが2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する可能性は、現在のところ低いようだ。チームの共同オーナーであるリチャード・ディーンはSportscar365に対し、仕事量を「過剰に増やしたくない」と語った。

 ユナイテッド・オートスポーツは今年のIMSAミシュラン・エンデュランスカップの最初の2戦、デイトナ24時間とセブリング12時間にオレカ07・ギブソン1台で参戦したが、その後のワトキンス・グレン6時間、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)には参加しなかった。

2023年登場のポルシェ963、セブリングで36時間耐久テストを完了。約7300kmを走破

 ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、セブリング・インターナショナル・レースウェイで36時間の耐久テストを実施し、2023年に登場するLMDhマシンとしては、これまでで最長の連続走行時間を記録した。

 耐久の雄ポルシェと名門チーム・ペンスキーがタッグを組んで誕生したファクトリーチームは先週、アメリカ・フロリダ州のサーキットで、セブリング12時間レース3回分の時間をかけてニューマシン『ポルシェ963』を走らせた。

ポルシェLMDhに加入か。ニック・タンディが2022年限りでコルベット・レーシング離脱へ/WEC

 11月に開催されるWEC世界耐久選手権の2022年シーズン最終戦バーレーン8時間レースをもって、ニック・タンディが2年間を過ごしたコルベット・レーシングを去ることが明らかになった。

キャデラックV-LMDh、1万1千kmを超えるテストで「大きな進歩」24時間テストも実施へ

 GMのスポーツカー・レーシング・プログラムマネジャーのローラ・ウォントロップ・クラウザーによれば、キャデラックは新型LMDh車両『V-LMDh』の開発において11,000kmを超えるテストを行い、「大きな進歩」を遂げているという。

 キャデラックは2023年、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスに2台、WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに1台のキャデラックV-LMDhを投入する。

アキュラ、2度のアクシデントによりLMDhテストを打ち切り。サスペンションに不具合も

 10月3日からアメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで行われているIMSA公認のLMDh開発テストにおいて、アキュラARX-06は60号車メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)が3日間で2回目の事故を起こし、さらにウェイン・テイラー・レーシング(WTR)のマシンも走行をやめたことから、予定よりも前にテストを終了することとなった。

WECハイパーカー参戦のキャデラックがドライバー発表。IMSAデイトナへの3台目投入も決定

 新開発のLMDhマシンを2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスに投入するとともに、同年からLMDh規定車も参戦可能となるWEC世界耐久選手権ハイパークラスに新型プロトタイプカー1台を送り込むキャデラックが、世界選手権プログラムのドライバーラインアップを発表した。

 リチャード・ウエストブルック、アレックス・リン、アール・バンバーは来年、キャデラックからWECハイパーカークラスに参戦し、トヨタ、プジョー、フェラーリ、グリッケンハウスのハイパーカー(LMH規定車)と、キャデラックと同じくLMDhカーを送り込むポルシェを相手に、ル・マン24時間を含む全7戦で兵刃を交える。

2023年にデビューするポルシェ963のカーナンバーが決定「かつての栄光の日々を思い出す」/IMSA

 ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツから2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスに参戦する新型LMDh車両『ポルシェ963』が、かつてのポルシェRSスパイダーのプログラムにおけるポルシェおよびペンスキーの成功にちなみ、カーナンバー6と7をつけることが、2022年のIMSA最終戦プチ・ル・マン開催中の9月30日にアナウンスされた。