「こっそりと(笑)」ニュルブルクリンク耐久出場の中嶋一貴TGR-E副会長を直撃。その目的とは?

 ル・マン24時間レースで3連覇を遂げ、2021年シーズンをもって現役のレーシングドライバーから引退した中嶋一貴。引退後はドイツのケルンに赴任してTGR-E(トヨタGAZOOレーシング・ヨーロッパ)の副会長を務め、GAZOOレーシングのモータースポーツ活動の運営やPR活動に精力を注ぎ、多忙な日々を送っている。

 そんな一貴副会長が、ニュルブルクリンク24時間耐久レースの専用ライセンスを取得する目的で、11月5日のNLS(ニュル耐久シリーズ)46. NIMEX DMV 4h-Rennenへ現れた。リングレーシングのオーナードライバーのウーヴェ・クレーンと組み、VT2 R+4WDクラスのスープラを駆って、今季二度目となるNLSの参戦である。

 そのレース後、彼にとって新境地となるニュルを走った感想や、この先のプランを聞いた。

■「速いクルマの邪魔にならないように走った」

ファルケン・モータースポーツが新型ポルシェ911 GT3 Rの“カスタマー第1号”に。特別カラーでNLS8参戦へ

 ファルケン・モータースポーツは10月18日、ポルシェが2023年投入に向け開発中の新型911 GT3 Rで、10月22日に行われるニュルブルクリンク耐久シリーズ第8戦(NLS8)に参戦すると発表した。ファルケン・モータースポーツはこの新型車両でレースを行う最初のカスタマーチームとなる。

中嶋一貴TGR-E副会長がトヨタ86でニュルブルクリンク耐久シリーズ第7戦に参戦へ

 TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパ(TGR-E)の副会長を務めている中嶋一貴が、10月7~8日にドイツのニュルブルクリンクで開催されるニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第7戦、第54回ツェボターム・ADAC・バルバロッサ杯のSP3クラスに、TOYOTA GAZOO Racingジャーマニー・パワード・バイ・リングレーシングからエントリーする284号車トヨタGT86(日本名トヨタ86)から参戦することになった。

NLS6に挑んだTOYOTA GAZOO Racingの2台はレクサスLCが完走。GR86は惜しくもリタイアに

 9月10〜11日、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第6戦『ニュルブルクリンク12時間』に挑んだTOYOTA GAZOO Racingは、345号車レクサスLC(石浦宏明/片岡龍也/蒲生尚弥)が総合65位で完走。244号車トヨタGR86(佐々木雅弘/松井孝允選手/矢吹久)はチェッカー間際にストップしリタイアとなった。