フェラーリF1代表ビノットの離脱を望んだ本社上層部。強硬な態度でチーム内の信頼を失う

 フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットが2022年末で辞任し、チームを離れることが、11月29日に正式に発表された。ビノットの離脱は、今年のサマーブレイクのころにはすでに避けられない状況だった。シャルル・ルクレールをはじめとするチームの主要メンバーとの間の溝が深まり、修復不可能になっていたのだ。

アルピーヌ、A110 Rの受注を12月1日から開始。日本限定1台のフェルナンド・アロンソ仕様も発売

 アルピーヌ・ジャポンは11月30日、同社のスポーツモデル『A110』の走行性能をさらに高めた『アルピーヌA110 R』の受注を、12月1日から全国のアルピーヌ正規販売店で開始すると発表した。また、世界32台の限定車『アルピーヌA110 R フェルナンド・アロンソ』の購入申込みも、同日より受け付けるとした。

 F1をはじめとするモータースポーツで培ったノウハウをフィードバックさせた、“ラディカル(過激の意)なアルピーヌA110”として、今年10月に世界初公開されたアルピーヌA110 R。カタログモデルとして販売される同モデルの特長は、新形状のディフューザーやスワンネックタイプのステーを用いたリヤスポイラーなど、これまでにない過激なスタイルが与えられている点だ。

マクラーレン・フォーミュラEがジェイク・ヒューズの起用を発表。レネ・ラストとのコンビに

 現地時間11月29日、2022/2023シーズンよりABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するNEOMマクラーレン・フォーミュラEチームは、シーズン9のチームドライバーとしてジェイク・ヒューズの起用を発表した。すでに起用が発表されていたレネ・ラストとヒューズのコンビで、NEOMマクラーレン・フォーミュラEチームは参戦初年度の戦いに挑む。

チームメイトと良好な関係を築いてきたノリス。親友リカルドの離脱で「さみしく感じるのは当然」と明かす

 ランド・ノリスは、マクラーレンF1の元チームメイトでF1の「エンターテイナー」と呼ばれるダニエル・リカルドとは、この2年間で良好な関係を築いてきており、チームからリカルドの笑顔が去るのはさみしく思うと認めた。

 リカルドとマクラーレンの契約は、リカルドの成績が上向かなかったこともあり、予定よりも早期に終了となった。リカルドのマクラーレンでの2年間は、成績の面では物足りなかったが、コース内外でチームメイトと良好な関係を結ぶという成果を上げた。

セバスチャン・ローブ擁するX44が王座獲得。ABTクプラXEがシリーズ初優勝/エクストリームE最終戦

 今季2022年よりFIA国際自動車連盟のインターナショナル選手権に昇格した電動オフロード・シリーズ『エクストリームE』は、11月26〜27日に南米大陸ウルグアイでの最終戦『ウルグアイ・ナチュラルエナジーX Prix』を開催。ニコ・ ロズベルグ創設の初代王者ロズベルグ・Xレーシング(RXR)と、同じくF1王者ルイス・ハミルトン率いるX44ビーダ・カーボン・レーシングのタイトル争いに注目が集まるなか、予選Q1でクラッシュを喫し車両交換を強いられながらも、X44のセバスチャン・ローブ/クリスティーナ・グティエレス組がファイナルで繰り上げ3位に入り、大逆転でのシリーズチャンピオンを獲得する結果となった。

 その逆転劇を演出したペナルティ多発の最終決戦では、同じく前戦より“砂漠の女王”ユタ・クラインシュミットに代わり、レギュラー起用された22歳のクララ・アンダーソンと、ダカール王者ナッサー・アル-アティヤ所属のABTクプラXEがシリーズ初優勝を飾っている。