【動画】2022WRC第10戦ギリシャ ダイジェスト

 9月8日から11日にかけて、ギリシャのラミアを中心に開催されたWRC世界ラリー選手権第10戦『アクロポリス・ラリー・ギリシャ』は、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのワン・ツー・スリー・フィニッシュによって幕が閉じられた。ヒョンデにとってチーム史上初となる表彰台独占の快挙が果たされた今戦のダイジェスト動画が、シリーズのオフィシャルYouTubeチャンネルをはじめ、各チームの公式チャンネルで公開されている。

 8年ぶりのWRC復帰を果たした2021年に続き、2年連続で開催された伝統のグラベル(未舗装路)イベントは、波乱に満ちたものとなった。土曜のデイ3でトップ3がそろってアクシデントに見舞われ順位を落としたのはその最たるもので、同日には選手権リーダーのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がコース脇の立ち木にクルマをヒットさせるミスがあり、これによって大きく順位を落としてしまった。また、チームメイトのふたりにはメカトラブルが発生。王者トヨタにとっては非常に厳しい一戦となっている。

フォード、新型マスタングGT3を発表。ル・マン24時間レースへの復帰も宣言

 フォードは9月14日夜、アメリカ・デトロイトで開催された2024年型マスタングの市販車およびレースカーのラインアップ発表会において、新型マスタングGT3を初披露した。

 6台のマスタングのレースカーやサーキット走行用車両が登場する1分間のビデオでは、NASCAR、NHRA、オーストラリアン・スーパーカーのマスタングに加え、マルチマチック製の新しいGT3とGT4の姿が初めて明らかとなった。

トヨタドライバーのIMSA参戦は「ケース・バイ・ケース」で判断も「可夢偉には別の問題がある」とバセロン

 WEC世界耐久選手権に参戦するトヨタGAZOO Racingのテクニカル・ディレクターを務めるパスカル・バセロンは、同チームに所属するドライバーが2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に他メーカーのLMDh車両で参戦することを「ケース・バイ・ケース」で許可すると明らかにした。

マクラーレンF1、アレックス・パロウとのテスト契約を発表。今週2021年型MCL35Mでの走行を実施

 マクラーレンは、インディカードライバー、アレックス・パロウとの2023年契約は旧型F1カーでのテストプログラムに関するものであることを発表、今週スペイン・バルセロナで早速2021年型マシンMCL35Mを使用したテストを行うことを明らかにした。パロウがNTTインディカー・シリーズのチップ・ガナッシ・レーシングに残留することも確定した。

 マクラーレン・レーシングは、7月13日、2021年インディカーチャンピオンのパロウを“2023年のマクラーレン・レーシングのドライバーラインアップ”に加えると発表。レース活動とともに、マクラーレンF1チームでのテストも行うと述べていた。しかしその直前にパロウが所属するチップ・ガナッシが2023年に向けてパロウとの契約を延長したと発表しており、契約トラブルが発生、訴訟問題に発展していた。