スプリントで勝利を挙げたラッセル「アップデートが好調だが、これほどペースがいいとは思わなかった」/F1第21戦

 2022年F1ブラジルGPの土曜スプリントで、メルセデスのジョージ・ラッセルは3番グリッドからソフトタイヤでスタートし、トップでフィニッシュした。

 24周のスプリントレースの3周目、ラッセルはケビン・マグヌッセン(ハース)を抜いて、2番手に。ミディアムタイヤのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との差を縮めていき、15周目に前に出てトップに立った。その後は後続から脅かされることなくレースをリード、2番手カルロス・サインツ(フェラーリ)に3.995秒差を築いてトップでチェッカーを受けた。

WECルーキーテストのエントリー更新。ふたりのF2ドライバーが新規参加へ

 11月13日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるWEC世界耐久選手権の最終戦翌日恒例『ルーキーテスト』に、FIAフォーミュラ2で活躍するマーカス・アームストロングとオリ・コルドウェルが新たに参加することが、11月12日付で更新された最新エントリーリストにより発表された。

レッドブル&HRC密着:「周回を重ねるにつれグリップが失われた」マシン自体に問題か。失速の原因はタイヤ選択以外にも

 F1第21戦ブラジルGPのスプリントの勝敗を分けた直接の原因は、スタート前のタイヤ選択だった。多くのドライバーがスプリントでソフトタイヤを装着したのに対して、レッドブルとマックス・フェルスタッペンはミディアムタイヤを選択した。スタートでミディアムを選択したのは、フェルスタッペンとニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)だけだった。

 一般的にソフトはミディアムよりもグリップ力が高く、ミディアムはソフトよりも持久力があると言われている。したがって、2番手のフェルスタッペンがスタートで3番手以下のミディアム勢を抑えれば、あとはポールポジションからスタートするケビン・マグヌッセン(ハース)さえとらえれば、優勝する可能性は高いと考えられた。

勝田貴元、WRCラリージャパンで3位表彰台獲得。優勝はヌービル、ヒョンデ勢が1-2フィニッシュ

 11月13日(日)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技最終日、デイ4のSS15~19が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合優勝を飾った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は初のWRC母国戦で3位表彰台を獲得している。

 10日(木)に開幕した12年ぶりのWRC日本ラウンドは、ステージキャンセルが相次いだ序盤の荒れた展開から徐々に落ち着きを取り戻し、中盤の戦いを迎える。デイ2午後からはトヨタのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)とヌービルのふたりが抜け出す形となり以降、この2台が優勝争いを繰り広げることとなった。

【ポイントランキング】2022年WEC第6戦バーレーン終了時点

 11月10~12日、WEC世界耐久選手権の2022年第6戦『バーレーン8時間レース』がバーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、TOYOTA GAZOO Racingが走らせる7号車と8号車トヨタGR010ハイブリッドがワン・ツー・フィニッシュを達成した。

 この結果、2位に入ったセバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組はドライバー選手権のタイトルを制覇。トヨタはマニュファクチャラー選手権タイトルも同時に手に入れている。

 これで2022年のWECは全レースを終了。シーズン終了時点での、各選手権ランキングは以下のとおりだ。

【順位結果】2022SBK第11戦インドネシア 決勝レース2

 11月13日、2022年SBK第11戦インドネシアのスーパーポール・レースと決勝レース2がインドネシアのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催され、スーパーポール・レースはトプラク・ラズガットリオグル(Pata Yamaha with Brixx WorldSBK)が優勝を飾った。2位はジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)、3位はアンドレア・ロカテッリ(Pata Yamaha with Brixx WorldSBK)が続いた。野左根航汰(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)は20位となっている。

 決勝レース2はトプラク・ラズガットリオグル(Pata Yamaha with Brixx WorldSBK)が優勝を飾った。2位はアルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducati)、3位はジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)が続いた。野左根航汰(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)はリタイアで終えている。