2022年にIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスを制したメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)は、新型LMDh車両『アキュラARX-06』を新たな最高峰クラスであるGTPへと投入する2023年のレギュラードライバーとして、コリン・ブラウンを起用すると発表した。
アキュラ、2度のアクシデントによりLMDhテストを打ち切り。サスペンションに不具合も
10月3日からアメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで行われているIMSA公認のLMDh開発テストにおいて、アキュラARX-06は60号車メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)が3日間で2回目の事故を起こし、さらにウェイン・テイラー・レーシング(WTR)のマシンも走行をやめたことから、予定よりも前にテストを終了することとなった。
衝撃のチップ・ガナッシ同士撃ち。ジャービス/ブロンクビスト組アキュラが逆転でタイトル獲得/IMSAプチ・ル・マン
10月1日、アメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで、2022年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦『モチュール・プチ・ル・マン』10時間レースが行われ、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)の60号車アキュラARX-05(オリバー・ジャービス/トム・ブロンクビスト/エリオ・カストロネベス)が総合優勝を飾り、ジャービスとブロンクビストが2022年シーズンのDPiドライバーズタイトルを獲得した。
この最終戦の前までチャンピオンシップをリードしていたウェイン・テイラー・レーシング(WTR)10号車アキュラのリッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキ組(このレースではブレンドン・ハートレーが第3ドライバーとして加わっていた)は、残り14分まで60号車との直接対決を演じていたが、接触の影響でサスペンションにダメージを受け、レースをフィニッシュすることができなかった。
■残り1時間で起きたふたつのドラマ
チーム代表との直接対決を制し、エイドリアン・タンベイが初代世界王者に/ETCR最終戦
TCRドイツ・シリーズやADAC GTマスターズとの併催イベントとして開催された電動ツーリングカー選手権、FIA ETCRことeツーリングカー・ワールドカップの第6戦は、開幕からシリーズを席巻してきたマティアス・エクストローム(クプラe-Racer)率いるクプラEKS陣営の直接対決構図に。
結果、前年パイロットシーズンの王者であり、チーム代表でもあるエクストロームを圧倒したエイドリアン・タンベイ(クプラe-Racer)が、週末最多得点者“King of the Weekend”を獲得すると同時に、創設2年目でFIA格式の世界選手権に昇格したシリーズで自身初の”ワールドチャンピオン”に輝いた。