レッドブルのマックス・フェルスタッペンが大雨の鈴鹿で初優勝、ドライバーズ選手権2連覇を達成【決勝レポート/F1日本GP】

 2022年F1第18戦日本GPの決勝が行われ、オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝し、2022年シーズンのチャンピオンに輝いた。2位はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は13位だった。

 日本GP決勝当日は、正午過ぎから雨が降り始め、午後2時のスタート時点では雨足がさらに強くなってきた。レース中の降水確率は100%。強弱はあるものの、終始雨が降り続ける可能性が高い。気温17.5度、路面温度21.8度という低温コンディション。路面グリップの高さからすれば、スタートタイヤはインターミディエイトが定石だが、かなりズブ濡れ状態であり、フルウエットタイヤで出走するドライバーもいそうだ。

岸田文雄首相、F1日本GP鈴鹿サーキットに来場。表彰台から9万人のファンにアピール

 日本の現役首相がF1日本GPに訪れた。2022年F1第18戦日本GP、10月9日に三重県鈴鹿サーキットで行われた決勝前のセレモニーに、自由民主党総裁で内閣総理大臣を務める岸田文雄首相が出席。鈴鹿サーキットはファンとF1関係者、そして三重県警の警察官や黒色スーツの公安警察とみられる警備のスタッフで、物々しい雰囲気となった。

F1第18戦日本GP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第18戦日本GPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。

F1第18戦日本GP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第18戦日本GPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。

ハミルトン「ストレートであまりにも遅い」鈴鹿でメルセデスW13の弱点が露呈、ポールから0.957秒差/F1日本GP予選

 2022年F1日本GPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは6番手、ジョージ・ラッセルは8番手という結果だった。ハミルトンのタイムは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のポールポジションタイムより0.957秒遅いものだった。

 トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、苦戦した一日を次のように振り返っている。

「今日のドライコンディションではマシンに苦労した。FP3でのレースに向けた作業は悪くはなかったが、シングルラップが厳しいことが分かったし、タイヤの摩耗が大きかった。ストレートで大幅にタイムを失っている。一方、コーナーも特に強力ではない」

サインツ、0.057秒差で予選3番手「僅差でポールを逃がすという展開にはもううんざり!」フェラーリ/F1日本GP

 2022年F1日本GPの土曜予選で、フェラーリのカルロス・サインツは3番手だった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のポールポジションタイムとは0.057秒差、チームメイトのシャルル・ルクレールの2番手タイムとは0.047秒差だった。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 2番手(1分30秒965:ソフトタイヤ/27周)
予選 3番手(Q1=2番手1分30秒336:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分30秒444:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分29秒361:ソフトタイヤ)

ルクレール、0.010秒差の2番手「1周のなかのタイヤマネジメントが完璧にはいかなかった」フェラーリ/F1日本GP予選

 2022年F1日本GPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番手だった。Q3で全車が最初のランを終えた段階で、ルクレールはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と0.253秒差の2番手。2回目最後のアタックラップでは、フェルスタッペンはタイム更新に失敗する一方、ルクレールはセクター1で自己ベスト、セクター2で全体ベストのタイムを出していたものの、セクター3が自己ベストに届かず、わずか0.010秒の2番手となった。

【F1日本GP特別コラム/山本尚貴】思い出す角田裕毅との講師時代のエピソード。F1鈴鹿での再訪と旧友たち【前編】

 スーパーフォーミュラ、スーパーGTでチャンピオンに輝いた山本尚貴。現役の国内ドライバーが3年ぶりのF1日本GP、そして今年の新規定のF1マシン、現役のF1ドライバーをどのように見るのか。オートスポーツwebならではの、日本GPスペシャル企画第1弾をお届けします。

ガスリー落胆「ブレーキに熱が入らずQ1敗退。決勝で雨が降ることを願う」:アルファタウリ/F1日本GP

 2022年F1日本GPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは17番手に終わった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 20番手(1分32秒881:ソフトタイヤ/24周)
予選 17番手(Q1=17番手1分31秒322:ソフトタイヤ)

レッドブル代表「マックスにとって非常に重要なポール」戒告どまりの裁定にも満足/F1日本GP予選

 2022年F1日本GPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはポールポジションを獲得、セルジオ・ペレスは4番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 予選はかなり接戦だった。フェラーリはシーズンを通して速さを発揮しているから、ここでもそうであると予想していた。しかしマックスが見事なラップを走り、ポールポジションを確保した。明日は不安定な天気になりそうなので、このポールは非常に重要だ。