【動画】2022年WEC第6戦バーレーン ハイライト

 2012年に開始された現行シリーズにおいて、10回目を数えるシーズンが11月10~12日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたWEC世界耐久選手権第6戦『バーレーン8時間レース』で幕を閉じた。

 シリーズ公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/FIAWEC)では、TOYOTA GAZOO Racingの7号車と8号車がワン・ツー・フィニッシュを飾り、セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組の8号車トヨタGR010ハイブリッドがワールドチャンピオンを獲得した同イベントを振り返るダイジェスト動画などが公開されている。

ドレスコードは白。WECシーズンエンド・セレモニーがバーレーンで行われる。特別賞も発表

 WEC世界耐久選手権は、2022年最終戦翌日の11月13日夜、バーレーン・インターナショナル・サーキット至近のビーチにおいて、シーズンエンド・セレモニーを開催した。各クラスのランキング上位勢のほか、目立った活躍を見せたドライバー・関係者に、特別賞が贈られている。

ルーキー王者・平川亮を絶賛するチームメイト「富士では彼が“先生”だった」とブレンドン・ハートレー

 WEC世界耐久選手権の2022年王者となったトヨタGAZOO Racingのブレンドン・ハートレーは、11月12日に行われた最終戦バーレーン8時間レースにおいては、タイトル獲得に向け「リスクを冒すことは許されなかった」と語った。

 セバスチャン・ブエミ、平川亮とともに8号車GR010ハイブリッドをドライブしたハートレーは、僚友7号車GR010ハイブリッドに続く2位でこのレースを終え、ライバルのアルピーヌが3位に沈んだことから、8号車がドライバーズタイトルを手にした。

FCYとペース不足に泣いたポルシェ、3点差でタイトル逃す「本当に運がなかった」/WECバーレーン

 11月12日に行われたWEC世界耐久選手権の2022年最終戦『バーレーン8時間』で、LMGTEプロクラス最後のタイトルを目指しフェラーリとの争いに挑んだポルシェGTチームのケビン・エストーレは、ルーティンピットのタイミングに2度フルコースイエロー(FCY)が絡んだ瞬間、タイトル争いが「終わった」と語った。

プジョー9X8、2台に異なるトラブル発生で惨敗。高まる『24時間テスト』の必要性/WECバーレーン

 リヤウイングレスの新型ル・マン・ハイパーカー『9X8』でWEC世界耐久選手権に参戦しているプジョー。そのテクニカル・ディレクターは、11月12日に行われた2022年最終戦バーレーン8時間レースについて、2台のマシンにトラブルが発生するまでは「いいポジションにいた」と振り返っている。

トヨタGR010ハイブリッドで女性ドライバーが初走行。新人最速はプジョー9X8の19歳/WECルーキーテスト

 11月13日、WEC世界耐久選手権の最終戦翌日に、恒例の『ルーキーテスト』が行われた。

 シリーズが推薦する4人の選手のひとりである、女性ドライバーのリル・ワドゥがトヨタGR010ハイブリッドを初ドライブしたほか、今回積極的に新人を登用しているプジョー陣営からエントリーしたマルテ・ヤコブセンが、ルーキーの中でのトップタイムをマークしている。

■「ハイブリッドに慣れるのに時間がかかった」とワドゥ

平川亮、初タイトルの喜びを語る「1年前はここまでやれるとは思ってなかった」/WEC第6戦バーレーン

 バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催された2022年シーズンのWEC世界耐久選手権最終戦となる第6戦『バーレーン8時間』の決勝翌日の11月13日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)主催のグループ取材セッションがオンラインにて開催され、2022年シーズンのWEC・ハイパーカークラスのドライバーズタイトルを獲得した平川亮、そして第6戦優勝ドライバーであり、TGR・WECチームのチーム代表を務める小林可夢偉がそれぞれの思いを語った。

WECルーキーテストのエントリー更新。ふたりのF2ドライバーが新規参加へ

 11月13日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるWEC世界耐久選手権の最終戦翌日恒例『ルーキーテスト』に、FIAフォーミュラ2で活躍するマーカス・アームストロングとオリ・コルドウェルが新たに参加することが、11月12日付で更新された最新エントリーリストにより発表された。

【ポイントランキング】2022年WEC第6戦バーレーン終了時点

 11月10~12日、WEC世界耐久選手権の2022年第6戦『バーレーン8時間レース』がバーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、TOYOTA GAZOO Racingが走らせる7号車と8号車トヨタGR010ハイブリッドがワン・ツー・フィニッシュを達成した。

 この結果、2位に入ったセバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組はドライバー選手権のタイトルを制覇。トヨタはマニュファクチャラー選手権タイトルも同時に手に入れている。

 これで2022年のWECは全レースを終了。シーズン終了時点での、各選手権ランキングは以下のとおりだ。

トヨタ、4年連続のWタイトルに歓喜「亮は信じられないような能力を見せてくれた」とブエミ/WECバーレーン

 11月12日(土)、バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで2022年シーズンのWEC世界耐久選手権最終戦となる第6戦『バーレーン8時間』の決勝レースが行われ、7号車GR010ハイブリッドが優勝、8号車が2位でフィニッシュし、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は今季3度目のワン・ツーフィニッシュを達成。TGRがマニュファクチャラーズチャンピオン、そして8号車のセバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮がドライバーズチャンピオンに輝き、同チームは4シーズン連続となるダブルタイトルを獲得した。