“ありがとう”のメッセージが入ったヘルメットで走るガスリー「最後までプッシュしていく」/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=11番手/2=19番手だった。FP2のタイムはミディアムタイヤで記録したものだ。

 レッドブル傘下で走る最後のレースに、ガスリーは「ありがとう」の文字が入ったスペシャルデザインのヘルメットを使用している。

F2王者ドルゴヴィッチがFP1初走行「初めてAMR22で走り、本当に楽しかった」/F1第22戦金曜

 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目が行われ、アストンマーティンからリザーブドライバーのフェリペ・ドルゴヴィッチが参加した。

 ドルゴヴィッチはブラジル出身で現在22歳。今年はFIA F2に参戦し、最終戦アブダビを前にドライバーズタイトルを獲得する活躍を見せた。9月にはアストンマーティンF1が新設したドライバー育成プログラムの最初のドライバーとなり、それと同時にリザーブドライバー就任が発表された。

ルクレール「クリーンな金曜を過ごせたが、ライバルたちに比べてペースが足りない」フェラーリ/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=3番手/2=3番手だった。若手テスト規定のもと、FP1でカルロス・サインツのマシンにテストドライバーのロバート・シュワルツマンが乗り、7番手、FP2からの走行になったサインツは6番手だった。

F1、2023年に女性だけの新シリーズ『F1アカデミー』を創設すると発表。女性ドライバーの躍進を目指す

 F1は、若い女性ドライバーがWシリーズ、F1、F2、F3などのより高いレベルに進めるように、2023年に女性ドライバーのみのカテゴリー『F1アカデミー』を創設すると発表した。

 このシリーズの創設目的は、若い女性ドライバーがモータースポーツの最も高いレベルに到達するための機会とポテンシャルを最大限に活かすこと、そして現在ゴーカートなどのジュニアカテゴリーで戦う若い才能あるドライバーに対し、F3への参戦やF1を頂点とするピラミッドに参加する前に、必要な基礎レベルの経験を提供することだ。

ハミルトン、FP1最速もセッティングを誤る「レッドブルは速い。修正して良い戦いをしたい」メルセデス/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=1番手/2=4番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=2番手/2=2番手だった。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=1番手(1分26秒633:ソフトタイヤ/21周)/2=4番手(1分25秒761:ソフトタイヤ/22周)

 FP1はいい感じだった。来年に向けてポジティブな感触を得ることができたよ。FP1後にセットアップを少し変更したところ、FP2ではマシンバランスが少し崩れてしまったので、今夜修正する必要がある。そのことを除けば、比較的競争力は高かったと思う。

レッドブル&HRC密着:ブラジルでの一件で声明を発表も、ドライバーへの質問は集中。ペレスは原因とされた噂を否定

 最終戦アブダビGP開幕前日の木曜日に、多くのメディアから注目を集めていたのは、レッドブルだった。理由はもちろん、前戦ブラジルGPでマックス・フェルスタッペンがチームオーダーを無視し、ドライバーズ選手権で2位争いをしているチームメイトのセルジオ・ペレスにポシジョンを譲らなかった一件が、その後も尾を引いているからだ。

 そのため、レッドブルはアブダビGP前に声明を出した(『レッドブルF1、フェルスタッペンの指示無視について声明「チームがミスを犯した。マックスの説明を受け入れる(https://www.as-web.jp/f1/883915)』参照」)。

フェルスタッペンが高く評価。ローソンがレッドブルでFP1走行「最高のマシンでクールな経験ができた」/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、レッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンは、若手ドライバーテスト規則の下、フリー走行1回目にマックス・フェルスタッペンのマシンに乗り、5番手タイムを記録した。同じRB18で走るセルジオ・ペレスは4番手、タイム差は0.234秒だった。

マクラーレンのオワードがFP1デビュー。トラブルで走行プラン短縮も「大部分のペースには満足」/F1第22戦金曜

 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目に出走したマクラーレンF1チームのパト・オワードは、走行を振り返り、問題が起きたものの速いペースで走行することができ、自身のペースには満足していると語った。

 メキシコ出身で現在23歳のオワードは、アロウ・マクラーレンSPからNTTインディカー・シリーズに参戦するドライバーだ。9月にはバルセロナでマクラーレンの2021年型マシン『MCL35M』をテストし、10月にはレッドブルリンクでも走行を行った。

ペレス5番手「ロングランは好調だが、予選に向けて改善が必要」レッドブル/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=4番手/2=5番手だった。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=4番手(1分26秒967:ソフトタイヤ/23周)/2=5番手(1分25秒852:ソフトタイヤ/26周)

FIAがF1規則変更案を発表。ウエット時の視界不良対策で、標準“ホイールアーチ”導入の可能性

 2022年最後のF1コミッション会合が11月18日に開催され、議論された方向性や提案が公表された。そのひとつとして、日本GPなどウエットコンディション時の走行経験から、ドライバーたちが新世代マシンでの雨中の視界悪化を訴えたことを受けて、対策が検討されていることが明かされた。ホイールを覆う標準パーツを導入して水しぶきを抑えるという案について、研究が進められているという。その他にも、パワーユニットペナルティシステムの見直し、タイヤブランケット禁止に向けた研究など、さまざまな提案が行われた。