Jujuこと野田樹潤が『第5回 服部真二賞』のスポーツ賞を受賞「大きな勇気と自信をいただけた」

 Jujuこと、野田樹潤が一般財団法人 服部真二 文化・スポーツ財団が主催する『第5回 服部真二賞』のスポーツ賞を受賞した。

 服部真二賞は、セイコー創業者の理念である『報公』と『挑戦』の精神を受け継ぎ、社業のなかで深く関わり、自身の心のよりどころでもある『音楽とスポーツ』の分野で社会の役に立ちたいという想いを強く持ったセイコーグループ株式会社の代表取締役会長兼グループCEO兼グループCCOである服部真二により2017年11月1日に設立された栄誉ある賞だ。

F1が女性だけの新レースシリーズ立ち上げを計画。F3、F2、F1に向けた育成が目的、10代をターゲットとしたカテゴリーに

 F1が、女性だけのフィーダーシリーズの創設に向けて動いていると伝えられている。F3、F2、そしてF1へとドライバーを昇格させていくためのカテゴリーで、早ければ2023年にスタートする可能性がある。

 ドライバーを女性に限定したシリーズとしては、2019年にスタートしたWシリーズがある。2020年は新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けて中止。2022年には資金不足のためにシーズン最後の2ラウンドがキャンセルされた。シリーズCEOは、2023年に継続する意向を示している。

Wシリーズ、財政難のため残り3レースの開催をキャンセル。2022年シーズン終了を発表

 女性限定シングルシーター選手権のWシリーズは、財政難のため、2022年シーズンに予定されていた残る2大会3レースの中止を発表。これにより、9月30日~10月2日にF1第17戦シンガポールGPのサポートイベントとして開催された第7戦をもって、2022年シーズンの終了が宣言された。

 全10レースの開催を予定していた2022年シーズンのWシリーズだったが、同シリーズを支援するとされていた投資家との契約が急遽解消され、資金繰りが厳しい状況であると明らかにされていた

スタート直後に他車と走行ラインが重なり接触。Juju「市街地サーキットをもう少し走りたかった」/Wシリーズ通信第6戦

 金曜日、初めてシンガポールを走ったJuju(野田樹潤)は、市街地コースの感想を次のように語った。

「予想していたように、路面のミューが低くて、バンピーでした。それから壁もすごく近くに感じました。コーナーも多くて、すごくテクニカルなコースという印象です」

Wシリーズ、投資家との契約が終了し資金繰りが困難な状況に。アメリカ大陸での終盤2大会は中止の可能性も

 WシリーズのCEOを務めるキャサリン・ボンド・ミューアは、シンガポールで「今シーズン残りの2レースを実施するかどうか、来週までに決定する」と語った。

 Wシリーズは、同シリーズを支援するはずだった投資家との契約が予期せぬ形で解消となり、資金繰りが厳しい状況に陥っている。残りの2戦はアメリカとメキシコであるため、輸送費が高く、数日以内に新たな投資家と契約を成立させなければ、北米大陸へ行くことはできず、最後の2大会が中止となる可能性に直面している。

Juju、初の市街地レースへ「ブレーキが得意なので、レイアウトに苦手意識はない」角田裕毅とも対談/Wシリーズ通信第6戦

 7月下旬に行われたハンガリー戦後、Wシリーズはシンガポール戦まで長い夏休みに入っていた。しかし、この間もJuju(野田樹潤)はレースを戦っていた。9月10日と11日にはチェコのブルノで開催されたドレクスラーカップ第7戦に参戦。2回行われたレースで共にクラス優勝を果たし、表彰台の真ん中で久しぶりに君が代を聞いた。

 その翌週の9月17日と18日はイタリアのバレルンガでトップジェットF2000フォーミュラ・トロフィに参戦。Wシリーズで使用しているフォーミュラ・リージョナルのマシンで参戦したJujuは、200kgも軽いダラーラ勢を相手に苦戦を強いられ、レース1は4位、レース2は5位に終わった。

Wシリーズを2度制したチャドウィック「目標は5年以内のF1昇格」今後はヨーロッパとアメリカでのレースを視野に

 2度のWシリーズチャンピオンであるジェイミー・チャドウィックは、5年以内にF1に参戦する野望を諦めていない。

 現在24歳でウイリアムズの開発ドライバーも務めるチャドウィックは、女性ドライバーによるWシリーズでの3連覇を目前にしており、次戦シンガポールでタイトルを獲得する可能性がある。