ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアが2023年に復活。富士含む6戦を開催

 新型コロナウイルス感染拡大のためしばらくシリーズが開催されていなかったランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアが、2023年に復活を遂げることになった。9シーズンめの開催となる2023シーズンは、アジア太平洋地域の5カ国でレースを開催し、日本では富士スピードウェイで7月に開催される。

MSRに最強助っ人ふたたび。カストロネベス、パジェノーを起用しデイトナ連覇を目指す/IMSA

 エリオ・カストロネベスとシモン・パジェノーは、2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のドライバーとして、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)から来季第1戦デイトナ24時間レースに出場する。また、カストロネベスはデイトナ以外にも3つある長距離イベントにも同チームから参加することが決定した。

 MSRのパイロットとしてNTTインディカー・シリーズに参戦している両名は、ウェザーテック選手権のフルシーズン・ドライバーであるトム・ブロンクビストと未発表のもうひとりとともに、同チームの新型LMDhマシン『アキュラARX-06』でデイトナ大会に参戦する。

ユナイテッド・オートスポーツ、2023年のIMSA参戦は計画なし。アルピーヌとの関与も否定的

 ユナイテッド・オートスポーツが2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する可能性は、現在のところ低いようだ。チームの共同オーナーであるリチャード・ディーンはSportscar365に対し、仕事量を「過剰に増やしたくない」と語った。

 ユナイテッド・オートスポーツは今年のIMSAミシュラン・エンデュランスカップの最初の2戦、デイトナ24時間とセブリング12時間にオレカ07・ギブソン1台で参戦したが、その後のワトキンス・グレン6時間、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)には参加しなかった。

2023年登場のポルシェ963、セブリングで36時間耐久テストを完了。約7300kmを走破

 ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、セブリング・インターナショナル・レースウェイで36時間の耐久テストを実施し、2023年に登場するLMDhマシンとしては、これまでで最長の連続走行時間を記録した。

 耐久の雄ポルシェと名門チーム・ペンスキーがタッグを組んで誕生したファクトリーチームは先週、アメリカ・フロリダ州のサーキットで、セブリング12時間レース3回分の時間をかけてニューマシン『ポルシェ963』を走らせた。

チームWRT、2台のBMW M4 GT3でドバイ24時間参戦へ。バレンティーノ・ロッシも出場か

 2023年1月13〜15日にアラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームで開催されるハンコック・ドバイ24時間レースの暫定エントリーリスト発表により、チームWRTの2台のBMW M4 GT3が、全32台のGT3車両とともにこのレースへ参戦することが分かった。

 アウディとともに2022年1月のドバイ24時間を制していたチームWRT。2022年シーズン限りでアウディとの関係を解消した彼らは、マシンをBMWへと変更してドバイでの王座防衛に挑むことになる。チームおよびBMWからの正式アナウンスはまだないものの、チームWRTにとってはBMW車両による最初のレースにもなりそうだ。

【動画】GTWCアジア第3ラウンド富士を訪問。“漢気”みせた前澤友作さんがレースに大興奮

 7月22〜24日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第3ラウンド。シリーズにフル参戦していたYogibo Racingは、前週に鈴鹿サーキットで行われた第2ラウンドのレース1で、スタート直後に接触されクラッシュを喫し大ダメージを負っていた。翌日のレース2に間に合わせるべく動いたチームの“あきらめない気持ち”に“漢気”で応えたのが、あの前澤友作さん。自らのフェラーリ488 GT3が戦う様子を応援するべく、富士に訪れた前澤さんの様子が動画で公開されている。

イソッタ・フラスキーニ、2023年の参戦を目指す新型ル・マン・ハイパーカーを突如発表

 イタリアのクラシックカー・メーカー、イソッタ・フラスキーニは10月21日、2023年に100周年大会を迎えるル・マン24時間レースへの参戦を予定している、ル・マン・ハイパーカー(LMH)のイメージ画像を発表した。

 1900年に創業、初期のレーシングカーや高級車の製造で有名なミラノを拠点とする同社は、2023年4月下旬にスパ・フランコルシャンで行われるWEC世界耐久選手権第3戦からの参戦を目指しており、2月には実車を発表する予定だという。

GT3導入のル・マン24時間に虎視眈々。バーウェル、ランボルギーニ・エボ2での参戦目指す

 バーウェル・モータースポーツは、今年5月に発表された新型ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2とともに、将来のル・マン24時間レースへの参戦を目指している。

 この英国チームは、ランボルギーニが来年発表するGT3アップグレードパッケージを導入する予定だ。つまり、GT3がGTEに置き換わる2024年から、ル・マンとWEC世界耐久選手権に参加する資格を得ることになる。

GRカンパニー佐藤恒治プレジデントに聞く、TOYOTA GAZOO Racingのカスタマーレーシングの今後

 2022年、ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by HankookにはST-X、ST-Z、ST-Q、ST-1〜5と、ST-TCRをのぞく8クラスでトヨタ/レクサス車が走っている。ベース車が存在するということがいちばんの理由ではあるが、いまやトヨタ/レクサス車はスーパー耐久に欠かせない存在と言えるだろう。10月16日に岡山国際サーキットで開催された第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』のグループ2のレース後、GRカンパニーの佐藤恒治プレジデントに、今後のカスタマーモータースポーツのあり方、そしてスーパー耐久はもちろん、世界中のグローバルモータースポーツに関わるGT3/GT4への取り組みについて直撃した。

盛況の陰で居場所と“優秀なプロ”を失うジェントルマン。2023年は「100%、WECから離れる」

 WEC世界耐久選手権のLMP2プロ/アマクラスに参戦するジェントルマンドライバー、フランソワ・ペロードは、2022年限りでWECから撤退し、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズへと活躍の場を移すことを明言した。

 LMGTEアマクラスで3度チャンピオンに輝き、今季LMP2へと復帰したペロードはこれまでWECとELMSに参戦していたが、来季からELMSへと集中するという。これは、WECのLMP2プロ/アマクラスが廃止されるとの予想に基づき、先回りした決断だ。