ニコ・ミューラーのアウディ離脱が発表。WECのプジョー9X8陣営へ移籍か?

 アウディは9月14日に声明を発表し、2022年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権のシーズン終了とともに、ニコ・ミューラーがアウディスポーツを離れると明らかにした。声明のなかでアウディは、ミューラーがプロトタイプレースやフォーミュラEの世界で今後他のチャンスを追求できるようにするため、今季限りで契約を終了させることに両者が合意に至った、としている。

パロウがチップ・ガナッシ残留決定。マクラーレンはローゼンクヴィストを起用

 NTTインディカー・シリーズに参戦するチップ・ガナッシ・レーシングは、契約問題が拗れていたアレックス・パロウを2023年も起用することを14日に発表。パロウが移籍する予定だったアロウ・マクラーレンSPは、フェリックス・ローゼンクヴィストが引き続き参戦することとなった。

開幕戦失格裁定とリザルト改変の波乱を経て、バックマン兄が連勝。ブリンクも勝利/STCC第5戦

 9月10~11日にスカンジナビアン・レースウェイこと、スウェーデンのアンダーストープで争われたSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権第5戦は、会期直前に選手権首位の王者ロバート・ダールグレン(PWRレーシング/クプラ・レオン・コンペティションTCR)に対し、開幕戦優勝の裁定が覆る異例の展開となり、ポイントリードが半減した状態での幕開けに。

 雨絡みでクラッシュも多発した週末は、タイトル候補となったアンドレアス・バックマン(レストラップ・レーシング/アウディRS3 LMS 2)が連勝を決め、一気にランキング2位に急浮上。最終ヒートはトビアス・ブリンク(ブリンク・モータースポーツ/アウディRS3 LMS 2)が勝利を挙げ、アウディ勢が3ヒートを制圧する結果となった。

NLS6に挑んだTOYOTA GAZOO Racingの2台はレクサスLCが完走。GR86は惜しくもリタイアに

 9月10〜11日、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第6戦『ニュルブルクリンク12時間』に挑んだTOYOTA GAZOO Racingは、345号車レクサスLC(石浦宏明/片岡龍也/蒲生尚弥)が総合65位で完走。244号車トヨタGR86(佐々木雅弘/松井孝允選手/矢吹久)はチェッカー間際にストップしリタイアとなった。

ニュルブルクリンク12時間はファルケンポルシェが総合優勝。住友ゴムがNLSで2連勝飾る

 9月10〜11日にドイツ・ニュルブルクリンクを舞台に繰り広げられるニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の第5戦『ニュルブルクリンク12時間』が行われ、住友ゴム工業/ファルケンのワークスチームFalken Motorsports(ファルケン・モータースポーツ)の3号車ポルシェ911 GT3 R(ジョエル・エリクソン/スヴェン・ミュラー/ジャクソン・エヴァンス/アレッシオ・ピカリエッロ)が総合優勝。7月9日に開催された第4戦に続くNLS連勝を飾った。

ルーベンス・バリチェロ、17年ぶりの跳ね馬ドライブへ。フィジケラと組みイタリアGTに参戦

 元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロは、今週末にバレルンガで行われるイタリアGT選手権のエンデュランス(耐久)ラウンドで、同じく元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラと組み、フェラーリのGTカーをドライブすることになった。

 スクーデリア・バルディーニのフェラーリ488 GT3 Evoに乗ることが決まったバリチェロは、2000〜2005年のF1参戦時代以来となる、フェラーリでのレース活動を行う。

スパでのDTM第6ラウンドはデニス・オルセンとニック・キャシディがそれぞれ初優勝を飾る

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権第6ラウンドはベルギーのスパ・フランコルシャンで9月10日に第11戦/レース1、9月11日に第12戦/レース2の決勝レースが行われ、レース1はデニス・オルセン(SSRパフォーマンス/ポルシェ911 GT3 R)がポールポジションから初優勝。レース2はニック・キャシディ(レッドブル・アルファタウリ・AFコルセ/フェラーリ488 GT3)がこちらも初優勝を飾った。

トヨタ・カムリのウォレスが“ノーコーション”の最終ステージを制しキャリア2勝目/NASCAR第28戦

 9月9~11日にカンザスの1.5マイル“トライ・オーバル”で争われた2022年NASCARカップシリーズのプレーオフ第2ラウンド、第28戦『ハリウッド・カジノ400』は、怪我の療養でプレーオフ進出を断念したカート・ブッシュ(23XIレーシング/トヨタ・カムリ)のカーナンバー“45”を引き継いだ、ダレル“バッバ”ウォレスJr.(23XIレーシング/トヨタ・カムリ)が、デニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)やクリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)らを引き連れて、カップシリーズ通算2勝目を記録することに。