ハースF1のリザーブ、ピエトロ・フィッティパルディがメキシコ&アブダビのFP1で走行へ。若手テスト規則に基づく出場

 ハースF1チームのリザーブドライバー、ピエトロ・フィッティパルディが、F1第20戦メキシコGPと22戦アブダビGPのFP1に出場することが決まった。2022年F1規則により、チームはシーズンに最低2回、F1レース出場2戦以内のドライバーを、FP1で走らせなければならない。

 2度のF1チャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディの孫ピエトロは、2020年に当時レースドライバーのロマン・グロージャンが事故により欠場した際に代役を務め、シーズン終盤のサクヒールGPでデビュー、続くアブダビGPにも参戦した。今年のバーレーンでのプレシーズンテストには、チームを離脱したニキータ・マゼピンの代わりに走行を担当した。

「これほど危険なことは受け入れられない」F1ドライバー&GPDAが雨の日本GPでの事故処理手順に抗議。FIAは改善を検討へ

 F1日本GP決勝中の事故車両回収車の出動のタイミングについて、ドライバーたちが激しく批判、これを受け、FIAは今後の改善のために「徹底的な調査」を開始したと述べた。カルロス・サインツがオープニングラップでクラッシュし、セーフティカーが導入された。激しい雨で視界が非常に悪いなか、F1マシンがまだ走行している段階で、トラックがコース上に出ていたことに、複数のドライバーたちが非常に危険であるとして怒りを示した。ドライバーたちは前がほとんど見えない状態で走っており、濡れた路面でコントロールを失いやすかったため、クレーンにぶつかり大事故が起きる可能性があったからだ。

アルファタウリ&HRC密着:「初日からタイヤにダメージがあった」状況に応じた細かな変更を施すも、鈴鹿での入賞は叶わず

 タイトル連覇を決めたレッドブル陣営が歓喜に沸く一方で、アルファタウリのスタッフたちはガレージで淡々と撤収作業を行っていた。期待されたF1第18戦日本GPだったが、角田裕毅13位、ピエール・ガスリー18位完走と、いずれも満足のいく結果を出すことはできなかった。

 同じようにウエット路面だった初日フリー走行でも、時おり速さは見せたものの最終的に角田14番手、ガスリーは19番手に終わっていた。さらに好天に恵まれた2日目は、今度は原因不明のブレーキトラブルに見舞われた。それでも角田はなんとかQ2に進めたが、ガスリーは17番手が精一杯だった。

アルピーヌF1代表、オコンとガスリーはうまくやっていけると自信「彼らはプロフェッショナル。何の問題もない」

 アルピーヌF1のチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、エステバン・オコンと彼の将来のチームメイトであるピエール・ガスリーが、F1におけるチームの大きな野望に取り組むにあたって2023年シーズンに力を合わせれば、友情をよみがえらせることができるだろうと期待している。

 オコンとガスリーはともにフランスのノルマンディーで育ち、競争の激しいカートで経験を積んでいた子供時代に友達になった。ふたりは過去にはコース内外で行き違いが生じたことで不仲になっていたが、F1に来てから関係は友好的になっていた。また、双方とも特殊な状況でグランプリ優勝を飾っている。ガスリーは2020年のモンツァで、オコンは2021年のハンガリーでだ。

フェルスタッペン、モンツァで活躍したデ・フリースにマルコへ電話をかけるよう促す「彼は何かを気に入ると大胆になる」

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ニック・デ・フリースが先月のF1イタリアGPで傑出したパフォーマンスを発揮した後、彼にヘルムート・マルコに電話するよう促したと述べている。

 10月8日の朝アルファタウリは、アルピーヌ移籍を決めたピエール・ガスリーの後任として、2023年にデ・フリースを起用することを発表した。一連の発表によってふたりのドライバーを取り巻くうわさには終止符が打たれ、デ・フリースは数週間前には夢にも思わなかったF1のフルタイムのシートを得た。

キンプリさんにマギーさん、華やかなゲストたちと岸田首相来場の超厳戒態勢【F1日本GP鈴鹿パドック通信/第3回】

 みなさん、こんばんにちは。マックス(フェルスタッペン)選手がタイトルをとって、このまますんなりと日本GPを終わらせたかったのですが、決勝日にいろいろとパドックで出来事がありまして、これはみなさまにお伝えしなければ、と、筆(PC)を執ったしだいです。だって、現役の首相がF1日本GP、鈴鹿を訪問したのですからね。そりゃあ、いつもと雰囲気は違います。ではでは、さっそく、行ってみましょう!

レッドブルF1、コストキャップ違反とのFIA発表に失望「規定額を守っていたと信じる」今後の措置を検討へ

 FIAは、財務レギュレーションに基づき、全チームが2021年にコストキャップ違反を犯していないかどうか監査を行った結果、レッドブル・レーシングはコスト制限額を超過していたことが明らかになったと発表した。レッドブルはこれを受け、自分たちの認識では違反はないと主張した。

FIA、レッドブルF1が“軽微な支出超過違反”と発表。処罰の確定は後日。アストンマーティンは手続き上の違反

 FIAは、10月10日、2021年F1財務レギュレーションに関する10チームの監査結果を発表、レッドブル・レーシングとアストンマーティンが違反を犯していたことを明らかにした。両チームに対するペナルティは後日発表される。

 F1シンガポールGPの週末、バジェットキャップ導入初年度の2021年に上限額を超えたチームが2チームあり、それはレッドブルとアストンマーティンとみられるとの報道がなされた。メルセデスとフェラーリは、規則違反を犯したチームには厳罰を科す必要があると主張。レッドブルF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、自分たちは違反を犯していないとして、ライバルたちの発言は名誉棄損であり、法的措置を検討すると発言した。

去就未定のリカルド、2023年のF1グリッドにいない可能性を認める。他シリーズ参戦の考えはなし

 マクラーレンF1のダニエル・リカルドは、来年3月に開幕する2023年F1第1戦バーレーンGPのグリッドに自分がいない状態で開幕する可能性が高いことを認めた。リカルドはF1でのキャリアを「少しだけ一時停止する」ことができるといいと述べている。

アルボンのリタイアは接触が影響「当たった場所がラジエーターに触れて水漏れが発生」/F1日本GP決勝

 2022年F1第18戦日本GPの決勝レースで、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは1周目にマシンを止めリタイアでレースを終えた。レース後、アルボンはリタイアの原因は接触によるものだと振り返った。