ランボルギーニ、V8ツインターボエンジンを新型LMDhに搭載と発表。マシンの新画像も公開

 ランボルギーニ・スクアドラ・コルセは9月19日、LMDhマシンの最初の技術的詳細を明らかにした。2024年にWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にデビューするプロトタイプマシンは、ツインターボV8エンジンを搭載するとしている。合わせて、リジェのシャシーをベースにしたこの新型プロトタイプの最新レンダリング画像を公開した。

史上最年少ドライバーの素顔は現役高校生「驚きだった」契約の顛末【WEC富士でズバッと直撃/ジョシュ・ピアソン】

 マシュー・バキシビエール、ベン・キーティング、フェルディナンド・ハプスブルクと、WEC世界耐久選手権を戦う気になるドライバーをご紹介してきたこのコーナー。続いて紹介するのは、ユナイテッド・オートスポーツUSAの23号車からLMP2クラスに出場するアメリカのティーンエイジャー、ジョシュ・ピアソンだ。

 ピアソンは今季、WEC史上最年少の16歳でシリーズに参戦を開始するやいなや、開幕戦・セブリングでクラス優勝を果たすという衝撃のデビュー。こちらも最年少参戦となったル・マン 24時間では、初参戦ながら非凡な走りでクラス6位という順位に貢献した。

ウィル・スティーブンス、アキュラ陣営のWTRと決別も2023年LMH/LMDhのシートはすでに確保

 ウィル・スティーブンスは、今シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のミシュラン・エンデュランス・カップのうち2ラウンドでドライバーを務めたウェイン・テイラー・レーシング(WTR)と決別したことを明らかにした。

 スティーブンスはWTRの10号車アキュラARX-05の追加ドライバーとしてシーズン序盤のデイトナ24時間とセブリング12時間に参戦したが、10月1日に行われるシーズン最終戦のプチ・ル・マンでは、既報のとおりトヨタのWEC世界耐久選手権ドライバーでもあるブレンドン・ハートレーがスティーブンスに代わって10号車陣営に加わる。

女性ドライバーを含むWECルーキーテスト選抜メンバーが決定。ワドゥがハイパーカーをドライブへ

 9月16日、WEC世界耐久選手権は、最終戦バーレーンの翌日に行われるルーキーテストにシリーズの指名を受けて参加する選抜メンバーを発表した。

 LMP2ドライバーのリロウ・ワドゥはそのひとりであり、彼女は今季のチャンピオンシップを制したハイパーカークラスのマシンを、バーレーン・インターナショナル・サーキットでドライブする予定だ。恒例のルーキーテストは8時間レースの決勝翌日、11月13日(日)に開催される。

“ファンがオーナー”の新チーム計画に忙しい王子、トヨタ社長に熱烈アピール?【WEC富士でズバッと直撃/フェルディナンド・ハプスブルク】

 WEC世界耐久選手権の第5戦富士6時間レースに来日した気になるドライバーに突撃インタビューするこの企画、3人目として紹介するのは、リアルチーム・バイ・WRTのフェルディナンド・ハプスブルク・ロートリンゲン。2017年のマカオF3ワールドカップ、最終ラップの最終コーナーで“散った”姿をご記憶の方も多いだろう。そしてご存知ハプスブルク家の末裔ということで、日本人関係者の間ではいつしか“王子”と呼ばれるようになっている。

 しかしその素顔は、とても明るくて気さく。まだまだ元気いっぱいのやんちゃ坊主といった若者だ。

アウディ離脱のニコ・ミューラーがプジョーへ。2023年WECでのレギュラーシートを獲得

 プジョーは9月15日、ニコ・ミューラーと契約を交わしたことを発表した。前日にアウディからの離脱が発表されたミューラーは来季、プジョー・ハイパーカープログラムの一員としてWEC世界耐久選手権に参戦する予定だ。

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権でシーズン2位を2度経験しているミューラーは現在、GT3ベースの同シリーズでチーム・ロズベルグに所属し、アウディR8 LMSエボIIで2022年シーズンを戦っている。

【動画】2022年WEC第5戦富士 決勝ハイライト

 2019年以来、3年ぶりに日本で開催されたWEC世界耐久選手権第5戦『富士6時間耐久レース』の決勝レースを振り返るダイジェスト動画が、シリーズ公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/FIAWEC)で公開されている。

 今年ル・マン5連覇を果たしたトヨタの“母国凱旋レース”として、静岡県の富士スピードウェイで9月9~11日にかけて開催されたWEC富士。晴天のなか、6時間にわたってクリーンな戦いが続き、最初から最後まで1度もセーフティカーやフルコースイエローが導入されなかったレースは、平川亮組8号車トヨタGR010ハイブリッド(TOYOTA GAZOO Racing)が姉妹車7号車トヨタに1分以上の差をつけて優勝した。

トヨタドライバーのIMSA参戦は「ケース・バイ・ケース」で判断も「可夢偉には別の問題がある」とバセロン

 WEC世界耐久選手権に参戦するトヨタGAZOO Racingのテクニカル・ディレクターを務めるパスカル・バセロンは、同チームに所属するドライバーが2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に他メーカーのLMDh車両で参戦することを「ケース・バイ・ケース」で許可すると明らかにした。

ニコ・ミューラーのアウディ離脱が発表。WECのプジョー9X8陣営へ移籍か?

 アウディは9月14日に声明を発表し、2022年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権のシーズン終了とともに、ニコ・ミューラーがアウディスポーツを離れると明らかにした。声明のなかでアウディは、ミューラーがプロトタイプレースやフォーミュラEの世界で今後他のチャンスを追求できるようにするため、今季限りで契約を終了させることに両者が合意に至った、としている。

グリッケンハウスは2戦連続欠場。WEC第6戦バーレーンの暫定エントリーリスト発表

 WEC世界耐久選手権は9月14日、11月12日にバーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催する2022年シーズン最終戦(第6戦)のエントリーリストを発表した。4クラス、計37台がエントリーしている。